Story

やってみた、その8。ステーキ

焼き方にコツがある、牛の“もも肉”ステーキ。
ちょっとの工夫とオリーブオイルで、  
ほらこんなにもしっとりジューシー♪

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野菜のソテー、失敗してショボーン。
そしたら先輩が、「あ、お野菜は付け合わせね♪」って。
え?メインディッシュはこれからなのです!?

「じゃーん!見て見てこの光り輝く赤身。本日のメインは牛肉のス・テ・ー・キです!」

きゃー、素敵ステーキ!テンションMAX!
・・・でも実は、お肉でも失敗したことがあって。

「え、お肉でも?」
はい、前に彼氏が食べたいって言ったので、がんばって高いお肉買ったんですよ。
で、焼いてみたらパッサパサで、ちょっと固くて。
“おいしいよ、なにしろ肉は高級だからねっ”て、微妙なコメントをもらったことが・・・。

「あー、あるある。それなら私がコツを伝授してあげるから。
(何気なく彼氏いる自慢をぶっ込んできたわね)じゃ、始めましょうか。
今日のお肉は和牛のもも肉、2枚で300グラム。厚さは1.5センチってところかしらね」
・・・ももにく?牛のですか?

「そう、サーロインやロースに比べると脂が少な目の赤身だから、
食感さっぱりでヘルシー。女性には特におすすめよ」
でも先輩、脂身が少ないと、焼いたらまたパッサパサになりそうで・・・

「だからコツがあるの。見て、いま冷蔵庫から出したばかりのお肉、まだ冷たいよね。
まずはここでお肉の両面に塩をふる。2枚分で小さじ半分くらい。
そしてひとかけ分のニンニクの薄切りをのせて・・・」
のせて・・・

「はいここで、オリーブオイル!
大さじ一杯分を全体になじませて、

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このまま20分くらい常温でおいておく」

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来ると思いました、オリーブオイル!オリーブオイル!

「オリーブオイルはまぶしてから時間をおくと、お肉の表面になじんでいって、
オイルの膜ができるのね。それで肉汁が外に出にくくなって、
ジューシーになるっていう仕掛けなの」
おおジューシー、憧れの響きですぅ。

「それともうひとつ大事なところ、焼く前のお肉の温度。さっきも言ったけど、
ステーキを焼く時お肉は常温、つまり室温くらいがちょうどいいの。
冷蔵庫から出したばかりで焼いちゃうと、表面は良いけど中は冷たい、なんてことも」
それって、レアとは違うんですか?

「それはただの生焼け。じゃ、やっていくからよく見てて!
まずフライパンを強火で1分くらい、よく熱します。オイルはひかないでOK、
お肉にオリーブオイルがまぶしてあるから。
そしてさあ、お肉の登場よ!いったんニンニクを取ってから、そのまま焼く。
あ、ほらほら触らなーい、このまま1分!」
ああ、ジュージュー焼ける音と、香ばしい匂いのハーモニーが!

「焼き目がついたら裏返し、今度はざっと30秒!

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ではここからが最後の仕上げ、
バットかお皿に取り出したら、アルミホイルをかけて2分待つ!」
ここで、ここで、待つんですか?ハァハァ。

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「この2分で、肉汁が余熱で落ち着くの。この間に、さっきのニンニクを焼いて。
じゃ、お肉を切るわよ・・・どう?このしっとり感!
仕上げに粗挽き黒コショウ、では召し上がれっ」

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くわっ、もっもっもっ(言葉が出ない)

「ね、香ばしいでしょう、オリーブオイルで焼いたからね。
ちなみに私は“後がけ”でオリーブオイルを楽しむわ・・・あ、もう、聞いちゃいないわね」


【牛もも肉のオリーブオイルステーキ】(2人分)
牛もも肉ステーキ用:2枚(300g) 塩:小さじ1/2 にんにく(薄切り):1片分
オリーブオイル:大さじ1 粗びき黒こしょう:適量

●付け合わせには、クレソンやルッコラなどの生野菜や、野菜のオリーブオイルソテー(Vol.19参照)などおすすめです。

前回の記事はこちらから

▼私の成長Story Fresh Life, Fresh Olive OIL.
【やってみた、その7。野菜のソテー】

 

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