Story

もっと知りたい!②オリーブオイルの輸送

早く届ける、空気にふれさせない。
オリーブオイルが長旅でくたびれないように、
運ぶときにも工夫や努力が。

entry_photo

 

オリーブオイルの深い話、前回の“旬”は面白かったな。
私はほら、日頃から向上心があるから・・・あれ先輩?またスイッチが入りました!?

「じゃ、今度はオイルの輸送の話ね。海外でしぼったオイルを日本に運んでくるとき、
そこにもまたストーリーがあるの」
そ、そうですか、知識はいくらあっても良いですね(お腹すいたな)

「そうよ、あなたも道をきわめるのよ!
で、大事に育ててしぼられたオリーブオイル、日本に届けるために船か飛行機、
どちらかが使われるの。いちがいにどっちが良いということはなくて、
それぞれにメリット、デメリットがあるのね」
はい、メリット、デメリット、会社でよく使う言葉ですね。

「まず航空便なんだけど、メリットはなんと言っても“早さ”。
数十時間で日本に着くから、欲しいときにすぐ手に入る。
しかも品質変化のリスクも少ないし」
ええ、ええ、そうですとも。品質変化、気になりますよね。

「だけどデメリットもあって、それは“コストの高さ”。一度に運べる量も限られるから、
私たちが買う場合にはけっこういいお値段がする、ってなってしまうのね」
お値段はお手頃が良いです!

「そこはすぐ反応するわね。
一方で船便は大きな貨物船で一度にたくさんの量を運べるからコストは抑えられる。
つまりお値段は控えめにできるのね。
でも、やっぱり飛行機と違って時間はかかる。例えばヨーロッパからだと、
日本に着くまでには1ヶ月半くらい。だから品質変化には注意というわけ」
ああ、そのくらいの期間、有休取って豪華客船で・・・

「・・・でもね、品質変化を最小限にする工夫もあるの。
それは、“大きなタンク”で“窒素充填”して運ぶ、という方法。
つまり、いつも使ってるようなボトルに小分けする前に、
タンクから酸素を追い出し、窒素に置き換えてしまうのね」
ちっそじゅうてん・・・?

「そう、ちっそじゅうてん。ほら、オリーブオイルの鮮度を落とす三つの敵、
覚えてる?その中の一つに“空気”つまり酸素があったでしょ?
その酸素を窒素に置き換えることで、オイルの酸化を防ぐというわけ」
・・・思い出しました!空気になるべくふれないように、
フタを締める、ボトルを立たせる、使った後は口を拭く、ですね。

「えらい!それでこそ私の弟子!
オイルの製品サイトにいろんな情報が掲載されていることもあるし、
ときどき見にいってみるのもいいわよ・・・あれ?ねえ、ちょっと起きて。
いきなり寝落ちって、子どもか?」

 

前回の記事はこちらから

▼私の成長Story Fresh Life, Fresh Olive OIL.
【もっと知りたい!①オリーブオイルの旬】

 

関連記事

ランキング