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柑橘とオリーブオイル

柑橘類の酸味や香りは、オリーブオイルととても良く合います。
柑橘とオリーブオイルは、どちらも果実のフレッシュな香りを持っているので、香りの相性が良いのはもちろん、すっきりとした味わいという共通点もあります。
果肉を味わう柑橘は、最近はとても多くの種類を見かけるようになりました。
これから夏にかけても、時期を変えていろいろな品種が出回りますし、柑橘のさわやかさが、季節柄にもマッチすると思います。
オリーブオイルで広がる味わいもまた、楽しんでいただけたらと思います♪

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<柑橘をマリネサラダに>

柑橘類の中でも、常に手に入りやすいのは、輸入品のバレンシアオレンジ、ネーブルオレンジ、グレープフルーツ。輸入品といえども旬はあり、バレンシアオレンジは、これから夏にかけてが旬となるようです。グレープフルーツも、年中いつもあるイメージがありますが、4月から初夏が旬のようです。

フルーツというと、朝食やデザートのイメージが強いかもしれませんが、
オリーブオイルでマリネにすると、副菜の1品として、おもてなしの前菜として、など、食事のシーンに登場する、おいしい食べ方ができるのでおすすめです。

たとえば、皮をむいてカットしたオレンジ、グレープフルーツに、フルーツトマト(又はミニトマト)を合わせてオリーブオイルでマリネにすると、いろどりも鮮やかで、オリーブオイルの香りや風味が味わいの決め手になります。イタリアンパセリやディルなど、ハーブを加えると、香りがさらにさわやかです。

フルーツトマトを使ったマリネサラダのレシピはこちら。
簡単なので、ぜひお試しください。

<材料>
●オレンジ・・・・・・・・・・・・1個
●グレープフルーツ・・・・・・・・1/2個
●フルーツトマト・・・・・・・・・3個
●イタリアンパセリ(またはディル)・適量
●塩・・・・・・・・・・・・・・・小さじ1/3
●白ワインビネガー(または酢)・・・小さじ1
●オリーブオイル・・・・・・・・・大さじ2

<作り方>
①オレンジとグレープフルーツは包丁で外皮をむき、ひと口大の乱切りにする。
フルーツトマトは4等分のくし形に切る。イタリアンパセリ(またはディル)はちぎる。
②①をボウルに入れ、塩、白ワインビネガー(または酢)、オリーブオイルを加えて混ぜ、5分ほどおいて味をなじませる

オレンジ、グレープフルーツを、国産の柑橘に変えてお作りいただいても良いですし、トマトのほかに、セロリを合わせるのもおいしいです。

オリーブオイルは、ミディアムタイプのほどよく風味のあるものがおすすめです。


<オレンジは加熱料理にも>

南イタリアの伝統料理に、いわしとオレンジを使った「ベッカフィーコ」というお料理があります。
手開きにして骨を除いたいわしに、ソテーした玉ねぎ、オレンジ果汁、ナッツやレーズン、パン粉をまぜてまとめたものをのせて巻き、間にオレンジをはさんで並べ、オリーブオイルをかけてオーブン焼きにしたお料理です。
オレンジがふんわりと香り、柑橘の効果で青魚の臭みが少なく、しっとりと甘いパン粉のフィリングと、いわしのうま味が合わさった、なんともおいしいお料理です。
手作りはもちろん、シチリア料理のお店などで出会ったら、ぜひ召し上がってみてください。

豚肉とオレンジ、ハーブを合わせてオーブン焼きにするのも良いです。
ポークソテー用の豚肉に塩で下味をつけ、オレンジのスライスをのせて、オリーブオイルをまわしかけ、オーブンで火が通るまで焼けばOKです。お好みでタイムやローズマリーなどのフレッシュハーブをのせて焼いても良いですし、かぶやにんじんなどの野菜を合わせても良いです。
簡単で、おしゃれなメイン料理に仕上がりますので、おもてなしにも良いと思います。

柑橘とオリーブオイルの組み合わせは、生でも加熱してもいろいろと楽しめて、おすすめです!
オリーブオイルのフレッシュな香りとともに、ぜひ味わってみてください♪

 

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