トルティージャはスペインのオムレツのような卵料理。
スペインバルで食べられる定番タパスのひとつです。
今回は夏野菜をふんだんに使い、炒める時のコツをご紹介させていただきます。

【夏野菜のトルティージャ】

《材料　直径20cmのフライパン1個分　調理時間20分》

• ズッキーニ1本
• オクラ6本
• むき枝豆25g
• オリーブオイル大さじ1
• 　　（a）　にんにくみじん切り1かけ分
• 　　（a）　オリーブオイル大さじ2
• 　　（b）　卵5個
• 　　（b）　生クリーム大さじ1
• 　　（b）　粉チーズ大さじ2
• 　　（b）　塩小さじ1/2
• 　　（b）　こしょう少々

《作り方》

1. ズッキーニは1cm幅の半月切り（またはいちょう切りにする）。オクラはヘタを落とし1cm幅に切る。むき枝豆は薄皮もむいておく。
2. ボウルに（b）を入れてよく混ぜ合わせる。
3. ①をボウルに入れてオリーブオイルを回しかけ全体に油をまとわせる。 フライパンに（a）を入れて弱火にかけ、香りが立ったらズッキーニを入れて中火でじっくり焦げ目がつくまで焼く。ある程度焼けてからオクラと枝豆を入れる。
4. フライパンに②を流し入れ、フライパンを回しながら中身の具と卵液がよく混ざるように外側から内側に大きく混ぜ合わせる。
5. ④の形を整え、ふたをして弱火で7〜8分焼く。平らなお皿をかぶせ、フライパンごとひっくり返し、中身をスライドさせてフライパンに戻す。そのままふたをせず、3〜4分焼く。

　

焼く前の野菜全体にオリーブオイルをムラなくつけておくことで火の通りを均一にし、うまみを閉じ込めることができます。ズッキーニはしっかり焦げ目をつけるまで焼き、味を凝縮させます。オクラと枝豆は時間差で加えることで野菜の火の通り方が一緒になり、おいしさアップ！　ポットラックメニューとしても喜ばれます。
ぜひお試しください。


　

Tomiko栄養士・料理研究家・フードコーディネーター
薦田富美子（こもだとみこ）。
食品メーカーで商品開発に携わり、料理学園講師、キッチンスタジオのスタッフ経験後フリーに。薬膳アドバイザー、「味覚の授業」指導者、フードアナリスト、チョコレートエキスパート等、様々な資格取得。多岐にわたる食の仕事を経験。記憶に残る料理を感動する盛り付けで作り続けたい。「食材を無駄にせず、健康的な野菜たっぷりの食事を！」をモットーに、現在地元のカフェで日替わりランチを提供。新聞のコラム「食卓の一品」を毎日担当中。著書「これからのシニアごはん　日々の、ひとり分」自由国民社。横浜在住。