海のミルクとも言われるかき。旬を迎える冬に一度は食べておきたい食材ですね。今回は軽く焼いてプリップリの歯ごたえが楽しめるお洒落な前菜をご紹介します。味の決め手にオイスターソースを使います。かきのダブル使いでコクも旨みもアップ！　濃厚に仕上げたかきに、オリーブオイルと玉ねぎがベースのさっぱりした野菜のソースを添えて。シャンパンや白ワインのお供にピッタリです。

【かきのソテー　ラビゴットソース添え】　

《材料　2人分》　

• かき6粒
• 白ワイン30cc
• オイスターソース大さじ1
• バルサミコ酢小さじ1
• オリーブオイル大さじ1
• ＜ラビゴットソース＞　
• 玉ねぎ25g
• パプリカ（赤・黄）各10g
• きゅうり10g
• ケッパー小さじ1
• 　　（a）　マスタード小さじ1/2
• 　　（a）　塩小さじ1/4
• 　　（a）　オリーブオイル大さじ1
• 　　（a）　ワインビネガー小さじ1

《作り方》

1. ラビゴットソースを作る。玉ねぎはみじん切りにして10分ほど水にさらし、水分をしっかり絞る。パプリカ、きゅうり、ケッパーもみじん切りにする。
2. ボウルに①と（a）を入れて良く混ぜ、冷蔵庫に入れて味をなじませる。
3. かきは良く洗い、キッチンペーパーでていねいに水分を拭き取る。フライパンにオリーブオイルを入れて強めの中火で熱し、温まったらかきを入れて焼く。
4. 片面2分、両面で4分焼いたら白ワインを入れてひと煮立ちさせる。汁を受けてザルでこし、かきの身と汁を分けておく。
5. ④で分けておいた汁をフライパンに戻し、オイスターソースとバルサミコ酢も入れて再度火にかける。中火で煮詰め、少しトロッとした状態になったらかきを戻し入れ、ソースを絡めて火を止める。
6. 皿にかきを盛り付け、②のソースを添えたら出来上がり。

　

かきは強めの火でサッと焼くのがポイント。弱火で焼くと水分が出てしまい、プクっと仕上がりません。ラビゴットソースは少し寝かせることにより、味が馴染んで美味しくなりますよ。あればハーブなどを添えて彩りを美しく。

　

原田佐知子料理研究家
金融機関や不動産業界の秘書業を経て、2010年より「野菜ソムリエが教えるイタリアンの料理教室」として「スタジオルーチェ」を主宰。「簡単なのにおもてなしにもなるレシピ」がコンセプト。旬の食材を意識しながら、家庭でもリトライしやすいようアレンジしたメニューを得意とする。様々な企業とのコラボレッスンも多数展開中。一般社団法人日本オリーブオイルソムリエ協会オリーブオイルソムリエ、日本野菜ソムリエ協会ジュニア野菜ソムリエ、食育アドバイザー。一児の母として子育て中
http://s-luce.net/