気温がぐっと下がりおねぎが恋しい季節になりました。京都が誇る青ねぎの代表格、九条ねぎをたっぷりぜいたくに使ったシンプルなパイをご紹介します。オリーブオイルで九条ねぎのうまみをしっかり引き出したパイは、危険なぐらい美味しくて一束をぺろりと食べてしまえるほど。パーティーのオードブルなどにお勧めです。

【青ねぎのパイ】

《材料　作りやすい分量》

• 冷凍パイシート1枚
• 青ねぎ（九条ねぎ）1束（4～5本）
• オリーブオイル大さじ2
• 塩・こしょう少々
• とろけるチーズ50g
• 粉チーズ大さじ2

《作り方》

1. ねぎの根のほう２/3を小口切りに　先の1/3を笹うち（斜め切り）に切る。
2. 冷凍パイシートは解凍し、綿棒で一回り大きく伸ばして冷蔵庫で冷やしておく。
3. フライパンにオリーブオイル大さじ２を入れ、根のほうのねぎを加えて塩・こしょうをふってしんなりするまで炒めたら、バットに広げて冷ましておく。
4. オーブンを230℃に予熱する。
5. ②のパイ生地にとろけるチーズ50gと③のねぎを全体に広げる。
6. ⑤に笹うちしたねぎを乗せ、粉チーズを振ってオーブンで15分ほど焼いたら出来上がり。

　

材料がとってもシンプルなので、冷凍のパイシートを常備しておけば急な来客のときなどにも便利です。青ねぎで作れますが、手に入れば九条ねぎで作ると格別な美味しさに。オーブンでちょっと焦げたねぎがとっても美味しいですよ。


　

月子シュガークラフト作家・料理教室主宰
京都の商家の9代目として生まれた生粋の京女。一男一女の母。
茶道、着付けなどを学び、京都を愛し、食を愛し、骨董を好み、季節折々の行事を楽しむ毎日。夫のイギリス赴任に帯同して学んだシュガークラフトを帰国後日本に紹介するべくシュガークラフト教室「Fairyhouse」を主宰。新聞テレビ雑誌など数々のメディアに取り上げられる。教室には全国からプロ・アマチュア100人以上が師事。また海外生活での体験を生かし、ハーブを使った料理や塩の使い分けなどを教える教室やおばんざい、おもてなし料理などの料理教室を不定期開催。インスタグラム（tsukikotable）で情報発信中。
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