今回は秋の果物、梨を使ったホールケーキのご紹介です。
梨をオリーブオイルと砂糖でソテーし、焦げ目をつけてタルトタタン風に。
ホットケーキミックスを使った簡単レシピです。
型がない場合は、100円ショップで紙タイプのものを用意しても。
お子様と手作りして、みんなで楽しいティータイムをお過ごしください。

【和梨のタルトタタン風ケーキ】

《材料　直径17cm（6号）のケーキ型 1個分》

• 梨2個
• 　　（a）　ホットケーキミックス100g
• 　　（a）　シナモンパウダー小さじ1/2
• 卵2個
• 砂糖大さじ4
• オリーブオイル（炒め用）大さじ1
• オリーブオイル（生地用）大さじ3
• 粉糖適量

《作り方》

下準備　
・オーブンは160度に予熱する。
・（a）はふるい合わせる。

1. 梨は皮をむき、芯を除き12等分のくし形に切る。
2. フライパンにオリーブオイル（大さじ1）を入れて梨を並べる。中火〜強火にかけ、砂糖大さじ1をふりかける。梨の下の方が透き通ってきたらひっくり返し、焦げ目がつくまで焼く。さらに返して両面とも色よく焼く。
3. ケーキ型に②を並べ、残ったものはあらみじん切りにする。
4. ボウルに卵を割り入れ、カラザを除きハンドミキサーで泡立てる。残りの砂糖を２回に分けて加え、もったりとするまで泡立てる。
5. ④にオリーブオイルを加えてハンドミキサーでつやよくなるまで泡立てる。
6. ⑤に（a）と③のあらみじん切りにした梨を加えてゴムベラで混ぜ合わせる。③のケーキ型に生地を流し入れ、何度かテーブルに型を落として生地の空気を抜く。
7. 160度に熱したオーブンで⑥を30分焼く。
8. 網などにのせて冷まし、⑦を型から外し、粉糖をかけて切り分けていただく。

　

梨の食感を楽しめるように、生地にはシナモンの香りとオリーブオイルでしっとり感を出しました。
梨は幸水を用いましたが、豊水や二十世紀、新高など品種によって食感が変わるので、くり返し作って、味比べもお楽しみください。
梨は焼いてもおいしいですよ！
おもてなしにもいかがでしょうか。



　

Tomiko栄養士・料理研究家・フードコーディネーター
薦田富美子（こもだとみこ）。
食品メーカーで商品開発に携わり、料理学園講師、キッチンスタジオのスタッフ経験後フリーに。薬膳アドバイザー、「味覚の授業」指導者、フードアナリスト、チョコレートエキスパート等、様々な資格取得。多岐にわたる食の仕事を経験。記憶に残る料理を感動する盛り付けで作り続けたい。「食材を無駄にせず、健康的な野菜たっぷりの食事を！」をモットーに、現在地元のカフェで日替わりランチを提供。新聞のコラム「食卓の一品」を毎日担当中。著書「これからのシニアごはん　日々の、ひとり分」自由国民社。横浜在住。