もんどりや(京都府・伊根)の伊根のイワシのバーニャカウダ
この秋、舟屋の景色が人気の伊根を訪れました。「森の京都」を越えていくと、日本海を望み天橋立や高級蟹で知られる間人、そして伊根と、市中とはまったく違う景色が広がる「海の京都」が待っています。漁師町の伊根は、穏やかで透き通るような美しさの内海に面して、「舟屋」という船のガレージ付きの木造家屋がずらっと建ち並び壮観。今回はこの町に移住・起業した若者が作る、地元産のいわしを使ったこのバーニャカウダをご紹介します。
とっても可愛いデザイン瓶は、手のひらに乗るサイズで伊根みやげにぴったり。むかしながらの魚介加工品が並ぶなかで異彩を放つこの商品は、伊根で獲れたいわしを発酵させるところから製造されているそう。
バーニャカウダはアツアツでいただくものですが、今は野菜などのディップとして冷たいまま供されることも多いですよね。原材料を見ると野菜はにんにくだけを使う本来のレシピに加え、たまねぎやじゃがいもなどが入っています。でもこれが濃度や旨み、まろやかさなどを出すのに役だっているように思います。もちろんオリーブオイルも欠かせない存在。
そしてもうひとつ、味の要となるアンチョビの代わりに伊根のいわしを発酵させたものが使われています。アンチョビと同様に作っているのか独自の方法なのかはわかりませんが、風味もしっかりあって本当に素晴らしい商品です。
野菜にパスタに、そのままおつまみに
塩気もほどよくそのままなめても止まらないくらい完成された美味しさ! ワンスプーンでワインのお供にしても良いくらいです。スパイシー感はないため、逆にスパイスをプラスして好みの味わいにすることも可能です。いわしはじゃがいもと相性が良いので、オリーブオイルで軽く焦げ目をつくくらいに焼いて生ピーマンを彩りにした前菜を作ってみました。
「伊根のいわしのバーニャカウダ」は、一人前ずつ盛り付けるなら皿に乗せたほうが食べやすくムダがありません。自分でも作ってみたい!と思わせるような味わいですが、カンタンに作れそうにないところも良いのです。オンラインショップでは伊根の風景を見ることもできますよ。開封後は要冷蔵ですが常温保存できるのも嬉しいですね
■もんどりやオンラインストア
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