Story

鮮度をキープ、その2。光にあてない

「空気、光、そして熱が鮮度を落とす」。
空気の次は、光のお話。
オリーブオイルは日焼けが苦手、暗い静かなところが好きなんですね。
・・・「私」、また、やらかしちゃいました。

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「あなた、ずいぶん焼けたわねー」
スーパーでいきなり声をかけられた。
帽子にサングラス、腕は長袖でしっかりガード。
誰この女優もどきのイタいおばさ・・・あれ、オリーブオイル先輩じゃないですか!?

「いいわねぇ、若いコは好きなだけ太陽を浴びることができるから。
でもね、オリーブオイルは日焼けさせちゃダメよ」
そりゃもう、お肌のみずみずしさが違いますっ・・・え?そのあと、なんて言いました?

「だから、オリーブオイルは陽に当てちゃいけないの」
・・・うちのダイニングは東向き、朝は陽が奥まで届いて気持ちいい。
オリーブオイルは早く使い切るために、小分けにガラス容器に入れて、
テーブルの上にスタンバイ。
オイルにキラキラ朝日が当たるとキレイだな、なんて思っていたら・・・

「それ、わざと劣化させているようなものよ。
オリーブオイルを変質させる3つの原因、覚えてる?」
はいもちろん、空気、光、熱・・・あ!

「そうそう2番目の光、これも天敵。オイルが光に直接当たることも、
酸化が進む原因になるの。かと言って、光を遮る黒っぽい瓶(遮光瓶)や、
ボトルを守る遮光シートが使われていても、安心しちゃダメ。
日光にさらすとオイル自体の温度が高くなって、品質が落ちてしまうのね。
だから保管は暗いところ、ボトルのラベルとかはもちろん剥がさないで」

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うわー、やってしまった、忘れてた。
オリーブオイルも、先輩も、光がすごく苦手。よし、もう、しっかり覚えたぞ。

「もし瓶が透明だったら、アルミホイルを巻くのもいいわよぉー」
そう言いながら先輩は、特売コーナーのほうへ颯爽と去っていった。

 

前回の記事はこちらから

▼私の成長Story Fresh Life, Fresh Olive OIL.
【鮮度をキープ、その1。空気を避ける】

 

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