まだ朝晩は冷え込みますね。こんなときにはやっぱり汁物。
根菜をオイルで炒め、味噌と酒粕を加えた具だくさんの粕汁で温まりましょう。
甘塩鮭も入れて、この一杯で主役級のおかずになります。

【甘塩鮭のオイル粕汁】

《材料　2人分》

• 甘塩鮭1切れ
• 大根70g
• にんじん50g
• ごぼう30g
• こんにゃく40g
• 長ねぎ（小口切り）30g
• オリーブオイル（炒め用）大さじ1/2
• だし汁2カップ
• 酒粕20g
• 酒大さじ1
• みそ大さじ1

《作り方》

1. にんじんは半月切り、大根はいちょう切り、ごぼうは斜め薄切り、こんにゃくは小さくちぎる。
2. 甘塩鮭はひと口大に切り、熱湯をかけ冷水にとり、うろこがあれば取り除く。
3. 鍋にオリーブオイルを熱して①を炒め、全体にオイルが回ったらだし汁と②の鮭を加え、ふたをして野菜がやわらかくなるまで煮る。
4. ③に酒でふやかした酒粕と味噌をだし汁で溶かしながら加え、弱火で10分煮て、長ねぎを加える。

　

酒粕は日本酒のもとのもろみを搾った時にでるかすです。新酒ができると酒粕もできます。新酒の時期には日本酒をたくさん含んだ、新鮮でやわらかいしっとりとした酒粕もスーパーや酒屋さんで販売されています。通年スーパーでおなじみの板状の酒粕とは違ったあじわいです。ぜひお料理にもお試しください。

　

鈴木麻里子料理研究家・フードコーディネーター
テレビや雑誌などのレシピ制作やフードコーディネート、料理番組の企画制作などを行う傍ら、食育や高齢者向けの料理教室の講師を務める。
プライベートでは二人の保育園児を育てるワーキングマザー。旅とお酒が大好きで、国内外問わず子供を連れだし、各地で食の見聞を広める。子供と楽しむ料理やママ会で喜ばれるレシピが好評。