春の訪れを楽しむ、ほたるいかと新玉ねぎのアヒージョをご紹介します。
アヒージョとは、オリーブオイルとにんにくで食材を煮込む料理です。
ほたるいかは、①目、口を除いて楊枝などで身を一刺する、②水けをしっかりふく、③煮るときにふたをするという３つのポイントで、水はねが防げます。とくに大事なのが、②の水けをふくこと。このひと手間で、ほたるいかの破裂もおおむね防げますよ。
締めのパスタレシピも合わせてご紹介します。

【ほたるいかと新玉ねぎのアヒージョ】

《材料　2人分 調理時間　15分》

• ほたるいか（ゆでてあるもの）90～100g
• 新玉ねぎ1個
• 　　（a）　にんにく1かけ
• 　　（a）　赤とうがらし1本
• 　　（a）　オリーブオイル100ml
• 塩小さじ1/2
• 青ねぎ（小口切り）適量
• パスタ（リガトーニ）100g
• 塩、粗びき黒こしょう各少々
• 粉チーズ適量

《作り方》

1. ほたるいかは目と口を押し出して除き、つまようじでひと刺ししてから、塩水（水500ml＋塩小さじ1）にサッとくぐらせて、キッチンペーパーなどで水けをよくふく。※アウトドアに持参する場合は、自宅で下処理を済ませ、保冷しながら持ち運ぶ（下記参照）。
2. 新玉ねぎはくし形切りにする。
3. パスタは袋の表示どおりにゆでて湯をきる。
4. 鍋に（a）を入れて中火にかけ、にんにくの香りが立ってきたら、②の新玉ねぎを加え、半透明になったら①のほたるいかと塩を加えて、蓋（またはアルミホイルをかぶせる）をする。
5. パチパチという音が落ち着いたらすぐに蓋を外し、1分ほど煮たら火を消し、青ねぎを散らす。
6. アヒージョとして楽しんだら、余ったオイルに③のパスタを加え、中火でサッと炒めて塩、粗びき黒こしょうで調味し、粉チーズをふる。

　

アウトドアで作る場合は、ほたるいかの下処理（①）を済ませてから、冷凍用の保存袋に入れ、空気を抜いてしっかり袋の口を閉じ、保冷剤にはさんで持ち運んでください。
ほたるいかの濃厚なうま味に、新玉ねぎの甘みがしみ出たオイルにパスタを加え、余すところなく最後まで存分に味わいましょう。




　

牛原琴愛料理研究家、野菜ソムリエ、パンアドバイザー
多くの食材がいつでも手に入る昨今、「旬」の野菜・果物を知ってもらい、「旬」に食べることの大切さとその食べ方を提案する料理教室「Cooking & Coaching～ココロモカラダモ健康に」や、料理から旬を知る料理教室「HAPPY♪ベジクッキング」などを主催。この他、大手食品メーカーの広告、販促用のレシピ開発、撮影のフードコーディネートを手掛ける。また、農業の６次化を見据えたワークショップや各種イベントのコーディネート、食育講座やカルチャーセンターの講師など幅広く行う。
■Cooking fun！
http://kotoes-kitchen.com/