ひよこ豆をベースにタヒニ（白ねりごま）、にんにく、レモン汁、そしてオリーブオイルで作るフムスは、中東生まれのペーストです。プラントベースでやさしい味わいで、カンタンに作れることもあり日本でも最近人気ですが、大分を旅したときに見つけたこのフムスは、なんと大豆製！　大分産の大豆とにんにく、そして塩の代わりに塩麹を使っているところに惹かれて買ってみました。

山海の幸に恵まれ湧水と温泉が豊富な大分は、私の大好きな土地のひとつ。タオ・オーガニック・キッチンさんは大分の南部、宮崎や熊本の県境に近い自然豊かなところで地元のオーガニック農産物を中心とした食材を使って、さまざまな保存食を作っていらっしゃいます。屋号もパッケージも可愛らしく、オーナーの女性のセンスの良さごこだわりが伺えひと目でファンになりました。

自分でもフムスは時々作りますが、大豆と塩麹を使うのが面白いなと思いました。ひよこ豆は手にはいりにくいけれど、大豆で上手く作れたらとっても手軽にフムスが楽しめそう！　小さな瓶入りですぐ使い切れるサイズなのでお土産にもぴったりです。
だけど、大豆独特の風味が邪魔にならないのか？そこをどうクリアしているのかが気になっていました。旅から帰り、早速封を切って開けてみました。

酸味を生かしたメニューにピッタリ

味わって驚いたのは、このフムスはとっても酸っぱいということでした。塩麹のまろやかな塩味とほのかなクミンの香りでおしゃれな味わいですが、レモンの酸味がきいているのでそのままパンに塗るより具材とあわせてワンクッション置いた方が合うのでは、と思いました。
そこでまずはわが家の定番、えびのオリーブオイルマリネと合わせてみました。マリネ自体にレモンがきいているのでWレモンで好相性！　マヨネーズのような感覚で使うとよいのかもしれません。

そこで、瓶の残りは水を加えてドレッシングにしてみました。これでサラダを作ったらとっても美味しかったのです。少ししょうゆや、スパイスなどを加えて味変もできそうですね。尚、大豆臭さはレモンとスパイスでほとんど感じられませんでした。私もこれを参考にアレンジして作ってみるつもりです。オリーブオイルライフにもフムスのレシピが掲載されています。ぜひ検索してみてくださいね。
■タオ・オーガニック・キッチン
https://www.taoorganickitchen.com/?pid=77309021