テレビで知った「りゅうきゅう」という大分の郷土料理は、お刺身用の青魚を醤油だれにつけて薬味野菜と共に丼にして食べるもの。美味しそうだしカンタンなので、早速調べて見るとレシピは百花繚乱！　どう作ってもそれなりに味が決まるのでしょうね。というわけで青魚同様生で食べたい玉ねぎと、どちらもたっぷとれるようアレンジしてみました。わが家では丼にせずそのまま、おかずとして食べています。オリーブオイルの香味が、魚臭さを和らげてくれますよ。

【アレンジりゅうきゅう】

《材料　作りやすい分量》

• 青魚（刺身用）1さく
• 玉ねぎ1/2～1個
• しそ20～30枚
• ＜たれ＞　
• 　　（a）　しょうゆ、みりん各大さじ2～
• 　　（a）　エクストラオリーブオイル小さじ1～

《作り方》

1. 青魚はビニル袋に入れ、日本酒（分量外）を全体が浸る程度に入れてまぶし冷蔵庫に入れておく。その間に玉ねぎをタテ半分に切り、スライサーでスライスするかできるだけ薄く切る。しそは細いせん切りにする。
2. ①の魚を取りだし、余分な水分をキッチンペーパーでふきとる。
3. ボウルに（a）を最小量入れ、②を加えてさっと和える。玉ねぎを加えてさらに和える。たれが足りなければ同割合で足す。
4. 天盛りにする分を少し残し、最後にしそを加えてさっと和え器に高さを出して盛る。しそを天盛りにしてできあがり。

　

よく和えると味がなじみ、玉ねぎとしそのかさが驚くほど減ります。魚は今回ぶりのたたきを使いましたが、お好みの魚でどうぞ。さかなの大きさによってたれの必要量が違うので、少しずつ足すと良いでしょう。翌日まで冷蔵庫で保存できますよ。

　

Akikoオリーブオイルライフ編集部／料理研究家、栄養アドバイザー
白木あきこ。料理研究家、栄養アドバイザー、認知症予防食研究家、ウェルネスフードクリエーター。
京都を愛し東京に恋をする京女。長年編集者、ライターとして素材、産地から栄養、安全にわたって食全般を俯瞰し、メディア連載、寄稿、出演多数。2000年に立ち上げたグルメサイトを2020年春「美食道.com」にリニューアル。分子栄養学、ローフード、認知症予防食等を学び、新たに「ウェルネスフーズラボ」「認知症予防食.com」を立ち上げる。安全な美味にこだわり、美と健康のためのウェルネスフード研究と食レッスンを行っている。
ハーブ歴は高校の時から。旅と食べ歩きが好き。
■「WELLNESS FOODS LAB」
https://wellnessfoodslab.com/