生落花生のおいしさをご存知ですか？
9〜10月の生落花生の収穫時期だけに楽しめる味を紹介します。
かつては落花生農家のひそかな楽しみだった、生落花生の塩ゆで。
いも類や栗のようなほくほくとした食感と甘味があとをひきます。
現在は流通も整備され、八百屋さんやスーパーでも買うことができます。
ただし出回るのはごく短い期間です。
今回は塩ゆでした生落花生に、ピリッと辛いガーリックオイルをかけてビールにぴったりの1品を作ります。

【塩ゆで落花生のガーリックオイルかけ】

《材料　4人分》

• 生落花生300g
• 水1リットル
• 塩20g
• にんにく1かけ
• 輪切り赤とうがらし1/2本分
• オリーブオイル大さじ1

《作り方》

1. 生落花生はよく洗い、2％濃度の塩を加えた湯で殻ごと40分ゆでる。
2. 冷めるまで30分ほど置いてから、ザルにあげて水けをきる。
3. 小さいフライパンにオリーブオイルと輪切りのにんにくと赤とうがらしを加え、香りがたつまで火にかける。
4. 器に盛り付けた②に③のオイルを回しかける。

　

生落花生は塩ゆでするほか、
ピーナッツ味噌やピーナッツ豆腐（じーまーみ豆腐）などに加工できます。
乾燥焙煎されたピーナッツは通年召し上がることができますが、
生落花生ならではの甘味とホクホクとした食感を味わってください。


　

鈴木麻里子料理研究家・フードコーディネーター
テレビや雑誌などのレシピ制作やフードコーディネート、料理番組の企画制作などを行う傍ら、食育や高齢者向けの料理教室の講師を務める。
プライベートでは二人の保育園児を育てるワーキングマザー。旅とお酒が大好きで、国内外問わず子供を連れだし、各地で食の見聞を広める。子供と楽しむ料理やママ会で喜ばれるレシピが好評。