旬を味わう和風チャーハン
秋鮭は、「白鮭」が産卵前の秋に海を回遊し生まれた川に戻ってきたときに獲れる鮭であっさりとした味わいが特徴です。生鮭が手に入る時季は短いため、旬のうちに冷凍ストックしておくといろんな料理に使えます。ムニエルも美味しいのですが、今回は薄味仕立てのチャーハンをご紹介します。オリーブオイルは具材の皮を香ばしく焼いたり、ふわふわ卵を作ったりするのにも欠かせません。おかずと一緒にごはん茶わんで食べる和風チャーハンは減塩中の方にもおすすめです。
【秋鮭の和風チャーハン】
《材料 2合分 調理時間 20分》
- ごはん2合分
- 生鮭140g
- 卵2個
- 酒大さじ1~2
- オリーブオイル大さじ5
- 塩ふたつまみ
- こしょう少々
- しそ12枚~
《作り方》
- 秋鮭はさっと水で洗って水気を拭き、耐熱容器に入れて酒を振り600Wで2分ほど加熱する。加熱し終えたら身と皮に分けて身は粗くほぐし、皮はあら熱がとれたらせん切りにする。
- フライパンにオリーブオイルを入れて熱し、菜箸を入れて細かい泡が出るくらいになったら一気に溶き卵を入れて大きくかき混ぜ、ふわふわ卵を作って皿に取る。
- ②のフライパンに①の鮭皮を入れて弱火にかけておき、あとから身を加えて時折混ぜながら焼いて取りだしておく。焼いている間にしそをごく細いせん切りにしておく。
- ③のフライパンを中火にし、温かなごはんと②を入れて卵を切るようにざっと炒めたら、鮭と鮭皮、塩を加え全体をさらに炒め混ぜて火を止める(炒めにくい場合、分量外のオリーブオイルを加える)。
- 大皿に盛り、9割ほどのしそを混ぜこんだらできあがり。個別によそうときに、残しておいたしそを天盛りにする。
ほぐれにくいためごはんは必ず温かいものを使って下さい。鮭皮はしっかり焼かないと生臭くなりますが、油がはねるので気を付けて下さい。弱火にかけて少しほうっておく位がおすすめです。テフロン加工など焦げ付きにくいフライパンが便利です。鉄製などを使う場合、適宜オイルを加えて下さい。
しそは火を止めてすぐ混ぜると香りが飛んでしまうため、茶わんなどによそうとき天盛りにするとよいでしょう。かなり薄味なのでおかずと一緒に食べるのにピッタリです!