中国料理の前菜などに使われる干豆腐（かんとうふ）が、ヘルシーだと最近人気です。シート状のもの、麺状のものなどがあり主に冷凍で売られています。近所のスーパーで手軽に買えるものではありませんが、「豆腐」なので麺として使ってものびないこと、ほぼたんぱく質でできていることが私としては魅力に感じています。今回はオリーブオイルの香りを生かして、イタリアンのおつまみを作ってみました。お好みでミニトマトを刻んで加えてもよいでしょう。

【イタリアン干豆腐】

《材料　1人分》　

• 干豆腐（解凍）30g
• 　　（a）　エクストラバージンオリーブオイル大さじ1と1/2
• 　　（a）　酢大さじ1/2
• 　　（a）　塩ひとつまみ
• レモン適量
• イタリアンパセリ、ルッコラ適量
• ＜下ごしらえ用＞　
• 重曹水1リットルに対しひとつまみ

《作り方》

1. 鍋に湯を沸騰させて重曹を加え、解凍しておいた干豆腐を入れて2～3分ゆでたら引き上げる。
2. ①を好みの細さにせん切りし、さらに5cmほどの長さに切ってボウルに入れる。
3. （a）を合わせ、粗みじん切りしたイタリアンパセリやルッコラと共に②とよく和える。
4. 器に盛ってレモンを搾り、エクストラバージンオリーブオイル（分量外）を少量かけたらできあがり。

　

干豆腐は重曹をいれなくてもゆでられますが、キシキシした食感になります。重曹でゆでることでなめらかな食感になるのです。
いったんゆでた干豆腐は再冷凍せず冷蔵庫保存し、数日で使い切るようにしましょう。各地の中華街、中華食材店でも手に入りますが、ネット通販も便利です。炒めものにしたり、麺の代わりにしたりと本当に便利な干豆腐！　原料表示を見てなるべく安全な製品を選ぶようにしたいですね。


　

Akikoオリーブオイルライフ編集部／料理研究家、栄養アドバイザー
白木あきこ。料理研究家、栄養アドバイザー、認知症予防食研究家、ウェルネスフードクリエーター。
京都を愛し東京に恋をする京女。長年編集者、ライターとして素材、産地から栄養、安全にわたって食全般を俯瞰し、メディア連載、寄稿、出演多数。2000年に立ち上げたグルメサイトを2020年春「美食道.com」にリニューアル。分子栄養学、ローフード、認知症予防食等を学び、新たに「ウェルネスフーズラボ」「認知症予防食.com」を立ち上げる。安全な美味にこだわり、美と健康のためのウェルネスフード研究と食レッスンを行っている。
ハーブ歴は高校の時から。旅と食べ歩きが好き。
■「WELLNESS FOODS LAB」
https://wellnessfoodslab.com/