夏の涼味におすすめ!超簡単薬味オイル
厳しい暑さが続くこのシーズン。こってりしたものよりも、さっぱりしたお料理。熱々なものよりひんやりしたもの、と選びがちになりますね。さらに、みょうがやしょうが、青ねぎ、青じそと、薬味として香味野菜も、香りや辛みのアクセントとして活躍します。
この香味野菜、よく使いはするものの、残ったものを保存して出番を待つも、なかなか次の出番が来ない、ということが割とよくあったので、残ったものを刻んでオリーブオイルに浸けておいたら、和風のフレーバーオイルになるのでは?と、何種類かの野菜で試してみました。
やってみると、向く野菜と向かない野菜があったり、予想外の仕上がりになったり、、
試してみた内容をアップしますので、香味野菜好きの方はぜひ!お試しください☆
<香味野菜をオリーブオイルに浸してみて>
試したみた野菜は、青じそ、みょうが、しょうが、青ねぎ(万能ねぎ)、青とうがらしの5種類。
青とうがらしはあまりなじみがないかもしれませんが、夏が旬の素材で、私はよく、酢漬けにしたり、餃子のつけだれなどに刻んで少し加えたり、エスニック料理のアクセントなどに使っています。
その5種類をそれぞれ刻んでオリーブオイルに浸し、時間経過による状態や味の変化をチェックしてみました。
青じそはせん切り、みょうがは小口切り、しょうがはみじん切り、青ねぎ(万能ねぎ)は小口切り、青とうがらしは小口切り、と、それぞれをこまかく刻んで、別々の容器に入れ、オリーブオイルをひたひたに(分量などはあまり気にせず、オイルに野菜が浸ればOK)注ぎました。
オリーブオイルは、「ピュア」を使用しました。エクストラバージンオイルだと、香りがバッティングするだろうなと思ったためです。
さて、結果です。
【とても良かったもの】
しょうが、青ねぎ(万能ねぎ)、青とうがらし。
オイルを加えてすぐは、オイルに味や香りはあまり移っておらず、素材自体の香りや辛みがマイルドに食べやすくなるかな、という感じですが、日数を経過するごとに、オイルに香りや辛みがしっかりと移り、まさに薬味オイルになりました。
生のまま、たれなどに混ぜるだけよりも、香りや辛みがとてもしっかりと感じられて、すごく良いと思いました。
【おすすめでないもの】
青じそ、みょうが。
この2つは、オイルに浸すことで、香りが弱くなってしまい、生のまま使ったほうが、素材の特長が生きるなぁと思いました。
オイルを加えてすぐでも、日数を経過しても印象は同じでした。
青じそオイル、みょうがオイル、といえるものができたらいいなと思っていたのですが、この2つは、生のままで香りを生かす使い方をしようと思います。
オリーブオイルとの組み合わせ自体は悪くありません。
<薬味オイルの保存と使い道>
刻んでオリーブオイルに浸すだけの、この薬味オイルは、保存性はさほどよくありません。
生野菜の水分があり、長期間保存するには傷みやすいので、4~5日くらいで使いきるのが良いと思います。
保存用にたっぷりと作るというよりも、余った薬味を活用して、ちょこちょこ作るのがおすすめです。2種類、もしくは3種類と、香味野菜を組み合わせて使うのも良いと思います。
では、しょうが、青ねぎ(万能ねぎ)、青とうがらし、をそれぞれ浸した薬味オイル。
まずは、普段おしょうゆやポン酢しょうゆ、めんつゆだけで食べている、涼味メニューにプラスしてみてください。
冷やっこ、冷しゃぶ、お刺身カルパッチョ、そうめん、蒸しなす、など。
この時期、簡単でさっぱりと食べられるメニューは重宝しますが、さっぱりとしているだけだと、どうも飽きてしまいませんか。
刻んだ香味野菜と浸したオイルの香りや辛みがアクセントになり、オイルのコクが加わることで満足感もアップします。オリーブオイルなので、油っぽさがなく、すっきりといただけるのも良いところ。
中華料理の薬味オイルにも良いです。
蒸し鶏や餃子のたれ、冷やし中華、麻婆豆腐などに。
ねぎ、しょうがのオイルは、具材ごとたれのベースになります。青とうがらしのオイルはかなり辛みが出るので、お子さん向けに作ったものに、お好みで辛みをプラスする、というのにも役立ちます。
あえパスタの薬味オイルにも。
ゆでたパスタ&野菜に、ツナ缶、しらすなどを混ぜて薬味オイルをプラスしてあえると、ぐっと奥行きのある味わいになると思います。
薬味オイルの保存は、夏場は特に、冷蔵保存が良いです。
冷蔵庫に置いておくと、オイルが白っぽくなりますが、問題ありません。出してしばらくすると透明になります。
夏の涼味に、超簡単薬味オイル☆
ぜひいろいろと試してみてください♪