年末年始はお客様をお招きして食卓を囲むことが多くあります。普段は作らない手間のかかる料理をお客様のために作るのは楽しいものです。今回は数種類のスパイスを使って、本格的なチキンカレーに挑戦してみましょう。

【スパイス薫る本格派チキンカレー】

《材料　4人分》

• 手羽中500g
• 玉ねぎ2個
• プレーンヨーグルト100g
• ホールトマト200g
• にんにく（すりおろし）1個
• しょうが （すりおろし）15g
• 塩小さじ2
• オリーブオイル大さじ2
• 水600 ml
• ＜スパイス＞　
• 　　カルダモン5粒
• 　　クミンシード小さじ1
• 　　ローレル1枚
• 　　クローブ4粒
• 　　シナモンパウダー小さじ1/2
• 　　ターメリック小さじ1
• 　　コリアンダーパウダー小さじ2
• 　　粉とうがらし小さじ1/4
• コリアンダーリーフ少々

《作り方》

1. 鶏肉に軽く塩をまぶし、しょうがを加えたヨーグルトに30分以上つけておく。カルダモンはすり鉢でつぶしておく。ホールトマトはつぶしてペーストにしておく。
2. フライパンにオイル、カルダモンとクミンシード、ローレルを加えて熱し、クミンシードから泡が出てきたら、みじん切りにした玉ねぎを加えて、あめ色になるまでよく炒める。
3. ②ににんにくとホールトマトを加えて水分がなくなるまでよく炒め、残りのスパイスと塩、ヨーグルトに漬けた鶏肉をヨーグルトごと加える。200mlずつ数回に分けて水を加えて40分ほど煮込む。
4. 皿にパンかごはんを盛り、③をかけてコリアンダーリーフを散らす。

　

今回ご紹介したスパイスはエスニック食材店や大型のスーパーで販売されている比較的購入しやすいスパイスです。ホールスパイスが入るとより本格的な味わいになりますが、ガラムマサラのように数種類のスパイスをあらかじめ調合して販売されているものを代用品として使っても。
味の決め手は多めのオリーブオイルで、じっくりとあめ色になるまで玉ねぎを炒めることです。
水分が玉ねぎから出た後に焦がさないように火加減に気をつけながら、最初の量の半分くらいになるまで炒めましょう。


　

鈴木麻里子料理研究家・フードコーディネーター
テレビや雑誌などのレシピ制作やフードコーディネート、料理番組の企画制作などを行う傍ら、食育や高齢者向けの料理教室の講師を務める。
プライベートでは二人の保育園児を育てるワーキングマザー。旅とお酒が大好きで、国内外問わず子供を連れだし、各地で食の見聞を広める。子供と楽しむ料理やママ会で喜ばれるレシピが好評。