北海道産の水だこは鮮度がよいので、生もゆでたものも手に入るためよく使う食材です。真だこに比べ水っぽいと言われますが、火を通すとキュッと身が締まってプリプリしてとても美味しいものです。水だこの旬もそろそろおしまいですが、これから旬を迎える鮭や特産のじゃがいもを合わせて北海道の味をアヒージョに。もちろん、真だこでも同じように作れるので旨みたっぷりのオリーブオイルもバゲットと一緒に楽しんでくださいね。

【たこと鮭のアヒージョ】

《材料　2人分》

• たこ（ボイル）200g
• 鮭（甘塩）1切れ
• じゃがいも（ボイル）1個
• ピーマン（赤・青）各1個
• にんにく1片
• オリーブオイル200cc
• 塩ひとつまみ
• 黒こしょう少々
• ローズマリー適宜

《作り方》

1. 鮭は食べやすい大きさに切って酒（分量外）をふり電子レンジ（600w）に1分ほどかけるか、サッと表面を焼いて火を通しておく。にんにくは皮をむいてつぶす。鍋にオリーブオイルと鮭、にんにく、塩を入れておく。
2. たことじゃがいも、ピーマンはすべて食べやすい大きさに切り、水気をふいて①の鍋に加える。
3. 沸騰したら火を止め、黒こしょうとあればローズマリーを加えて出来上がり。

　

鮭を先に入れるのは、鮭の塩分をオイルに溶け出させるためです。先に火にかけ始めても良いでしょう。鮭フレークや、これから出回る生鮭を使っても構いません。生鮭の場合は酒と一緒に塩（分量外）もふっておきましょう。
じゃがいもは柔らかめにゆでておいたほうが、旨みたっぷりのオイルを吸って崩れ、主役ばりの美味しさに。ピーマンは栄養と彩りをプラスするために入れています。白ワインや泡にぴったり。バゲットを添えて鍋ごと食卓へ！


　

Akikoオリーブオイルライフ編集部／料理研究家、栄養アドバイザー
白木あきこ。料理研究家、栄養アドバイザー、認知症予防食研究家、ウェルネスフードクリエーター。
京都を愛し東京に恋をする京女。長年編集者、ライターとして素材、産地から栄養、安全にわたって食全般を俯瞰し、メディア連載、寄稿、出演多数。2000年に立ち上げたグルメサイトを2020年春「美食道.com」にリニューアル。分子栄養学、ローフード、認知症予防食等を学び、新たに「ウェルネスフーズラボ」「認知症予防食.com」を立ち上げる。安全な美味にこだわり、美と健康のためのウェルネスフード研究と食レッスンを行っている。
ハーブ歴は高校の時から。旅と食べ歩きが好き。
■「WELLNESS FOODS LAB」
https://wellnessfoodslab.com/