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生麩をオリーブオイルと共に 

私のふるさと京都は、7月1日から始まった祇園祭の真っ最中。みなさんがよく知る山鉾巡行はその長い祭のごく一部なのです。祇園祭の時、食べるものと言えば鱧! 帰郷のたびに必ず立ち寄る錦市場の「麩嘉」さんで、この鱧をかたどった期間限定の生麩を見つけ、あまりにそっくりなので感心しました。わが家では生麩を食べるのにオリーブオイルをよく使います。今回はおすすめの生麩とその食べ方をご紹介しますね。

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みて下さい! この真ん中にあるのが「はも麩」です。この色ぐあいは、鱧寿司の上に乗っている鱧そのもの! ご丁寧に裏にはちゃんと皮目もあります。なんと身の部分はアーモンド麩、皮(背)の部分は海苔麩でできているんですよ。これはもうオリーブオイルでシンプルに焼くのが一番だと思い、焼き目をつけてみたらますます本物と見まがうほどに。少しお醤油を垂らしましょうか。
さて、その上下にあるのは上がペッパー麩でかなりスパイシーな風味。同じくオリーブオイルで転がしながら全体を焼いたら、塩をふって盛り付けてからエキストラバージンオリーブオイルをひと垂らし。下の梅麩は生のまま、細かくたたいた梅干とオリーブオイルを混ぜた薬味をちょんと乗せていただきます。これだけでちょっとした前菜、突出しになりますよ。

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焼いて、かけて、和えて

京都で生まれ育った私にとって「お麩」は生活に溶け込んだ食品でした。子供のころからおやつにカリカリと麩をかじるのは常でしたし、生麩はもちっとした食感が特に好きで、定番の煮物やお椀でいただくのを楽しみにしていました。最近、悪者扱いのグルテンですが、グルテンなしには作れない食品、長い歴史に培われてきた食文化がたくさんあります。麩はそのひとつで、生麩がまず作られ、これを煮て乾燥させたものが乾燥麩です。地域ごとのさまざまな麩、甘いおやつとしてもちっとした食感を生かした麩まんじゅうや麩菓子などもありますね。
麩はオリーブオイルやバターなど、油とも相性が良い食品です。お餅のような感覚で使ってみるとつかいみちが広がります。使いやすい大きさに切ってからくっつかないように冷凍しておくのがおすすめ。冷凍庫に常備しておくと、重宝しますよ。麩嘉さんは従来の枠にとらわれない、さまざまな味わいの生麩をたくさん商品化されています。京都みやげにもおすすめです!

■麩嘉
http://www.fuka-kyoto.com/

 

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