三角屋水産(静岡)の桜海老のアヒージョ
東京駅、上野駅、秋葉原駅の駅構内に店舗を構える「のもの」はJRが経営する食品店で、東北を中心とした東日本各県の地産品を扱っています。先日、上野店で見つけた「桜海老のアヒージョ」は静岡県産(のもの)。ビンを手にした瞬間、アレ食べたい!と作る料理が頭に浮かんで迷わず購入!
「桜海老のアヒージョ」は、静岡の名産品である駿河湾産の桜海老をフライドガーリックをはじめとして、さまざまな旨み素材を調合したスペイン風のオイル漬けです。メーカーの三角屋水産さんは、日本一夕日が美しいとされる西伊豆にあり、ホームページTOPでは素晴らしい夕景を眺めることができます。私はその商品作りの根底にある地元愛に共感しており、なかでも新しく作られた「多具里(たぐり)」という地名にちなんだこだわりブランドに注目しています。今回ご紹介する商品も、この中にラインナップされているのです。
オイル成分はオリーブオイルを主体にバターも少量加えられています。そして特徴的なのは「潮かつお」という郷土食(調味料)が入っていること。大昔から変わらぬ製法で作られている潮かつおは強い塩味だそうで、料理に使うと塩味と同時に旨みをON。「桜海老のアヒージョ」にこの潮かつおを使うというのは独自性もあって本当に良いアイデアだと思います。桜海老を使うとたっぷり残るオイルも楽しめるのが嬉しいですね。
何にでも合うから乗せるだけでOK!
桜海老は小さいので、通常のアヒージョと違いそのまま食べるというよりは料理の一素材として使うと良いと思います。私が作りたかったのは、九条ねぎと桜海老のパスタ! 柔らかく甘みのある京都特産の九条ねぎは細い小口切りにしてたっぷり用意し、薬味ではなく食材としてゆであげた熱々パスタと和え、桜海老を好みの分量乗せます。桜海老はかなりオイリーな状態なので、パスタ自体へのオイル使用量は控えたほうがさっぱりと食べられます。このくらいの量だと2人分でひと瓶がなくなりますが、オイルはまだ残っているので他の料理にも使えます。開封後は早く使い切りたいので炒めものなどがおすすめです。
桜海老は生のものが手に入りにくいので、保存のきく瓶詰めは便利。ブルスケッタのようにバゲットに合わせれば、急な来客やおもてなしにピッタリ! つかいみちがたくさんある一品です。
■三角屋水産オンラインショップ
http://sankakuya.shop-pro.jp/?mode=cate&cbid=677964&csid=0
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