柔らか木の芽をお肉と一緒に!
冬枯れしていた山椒に小さな緑が芽吹くと、春が訪れた印。もう長年こうして、ベランダの小さな菜園で季節の移り変わりを感じています。今年は桜も早かったように、木の芽もわさわさと繁り放題。ほおっておくと固くなってくるので、柔らかなうちに摘み取って野菜のように食べるのが好きです。京都人的に、山椒と合うのはなんといってもおじゃこ、そして牛肉!常備菜として作っている切り落としで作る佃煮をいつもより薄味でさっと仕上げ、木の芽を混ぜ込みました。オリーブオイルをお肉に揉み込んでおくと、固くなりにくいですよ。
【木の芽と牛肉のさっと煮】
《材料 作りやすい分量》
- 牛肉(切り落とし、こま切れなど) 200g
- 木の芽ひとつかみ
- (a) しょうゆ、みりん、日本酒各大さじ1
- (a) 砂糖小さじ1
- オリーブオイル大さじ1
《作り方》
- フライパンにオイルを(a)を一度煮立てて火を止める。
- オリーブオイルをまぶしておいた牛肉を入れ、赤みがほぼ消えるくらいまでさっと炒め煮して火を止める。
- 洗った木の芽は片方の手のひらに乗せ、パパンともう片方の手のひらで打って香りを出す。数枚残しておき、あとはすべてフライパンにわさっと入れ、余熱で火を通すように肉と混ぜてできあがり。盛りつけてから木の芽を飾る。
いつもの佃煮より味付けが薄めで作るのもあっという間。冷めても美味しいですが、日持ちも数日なので、冷蔵庫に入れた場合はすこし温めると良いでしょう。飾りに使うことの多い木の芽も、こうして食べるととても美味しいです。もし木の芽が少ししかないのなら、火に入れずに飾り、お肉と一緒に食べて下さいね。
山椒は園芸店の店先に数百円で鉢植えが売られています。一鉢買っておくと、何年も持ちますのでとても便利です。お試しくださいね。