「セリエ・デ・ディーム」のシェフ、五木田佑人さんが教えてくれたのは、フランス・アンジュ地方の郷土菓子「クレームダンジュ」です。真っ白でふわふわのフランス産チーズ「フロマージュブラン」さえ手に入れれば、あとは生クリームと卵とお砂糖だけ。オリーブオイルは香りのいいエクストラバージンタイプを使ってくださいね。
さらにクレープを焼いて包んだり、アイスやベリーを添えれば、まるでレストランでいただくできたてのデザート「アシェットデセール」のような一皿に仕上がりますよ。

《材料　5人分》

• ＜クレームダンジュ＞　
• 　　フロマージュブラン130g
• 　　生クリーム100g
• 　　砂糖14g
• 　　卵白70g
• 　　砂糖50g
• 　　エクストラバージンオリーブオイル20g
• ＜クレープ＞　
• 　　薄力粉　100g
• 　　オリーブオイル20g
• 　　水30g
• 　　牛乳200g
• 　　卵1個

《作り方》

1. 前日から準備する。フロマージュブランをボウルに入れ、泡立て器で混ぜておく。生クリームは砂糖14gを加え七分立てに、卵白は砂糖50gを加えつのが立つ位に泡立ててメレンゲを作っておく。
2. フロマージュブランに生クリームを入れて混ぜ、さらにメレンゲを加え混ぜる。最後にオリーブオイルを加え混ぜ、さらし（ガーゼ）を敷いたざるに入れる。ボウルなどでざるから落ちる水分を受けるようにセットし、冷蔵庫で1日置く。
3. クレープ生地を作る。薄力粉以外の材料をよく混ぜ、最後にふるった薄力粉を混ぜて1日寝かせておく。
4. 食べる日に。テフロン加工のフライパンか、オリーブオイル（分量外）を敷いたフライパンでクレープを焼いて冷ましておく。
5. クレープに余計な水分が抜けた②を包んで巻き、半分にカットしたいちごやアイスを飾る。エクストラバージンオリーブオイル（分量外）と、あればいちごのソースをスプーンで皿に飾りつけてできあがり。

　

材料を揃えきちんと計量すれば、失敗の少ないレシピです。季節のフルーツと合わせたり、グラスデザートにしたり、アレンジも自在！
シェフによるとクレープを合わせたクレームダンジュは、オリーブオイルと相性が良いそうです。ひと手間かけてクレープも焼けば完璧ですね。ふわっと優しい食感と甘さのクレームダンジュに、オリーブオイルが香ります。ぜひお試しください。



　

五木田佑人シェフのレストランはこちらから
↓
セリエ・デ・ディーム（東京・恵比寿）



　

Akikoオリーブオイルライフ編集部／料理研究家、栄養アドバイザー
白木あきこ。料理研究家、栄養アドバイザー、認知症予防食研究家、ウェルネスフードクリエーター。
京都を愛し東京に恋をする京女。長年編集者、ライターとして素材、産地から栄養、安全にわたって食全般を俯瞰し、メディア連載、寄稿、出演多数。2000年に立ち上げたグルメサイトを2020年春「美食道.com」にリニューアル。分子栄養学、ローフード、認知症予防食等を学び、新たに「ウェルネスフーズラボ」「認知症予防食.com」を立ち上げる。安全な美味にこだわり、美と健康のためのウェルネスフード研究と食レッスンを行っている。
ハーブ歴は高校の時から。旅と食べ歩きが好き。
■「WELLNESS FOODS LAB」
https://wellnessfoodslab.com/