マンガに出てくるようなお肉にかぶりつきたい！という
息子の希望を叶えてあげたくてハンバーグダネを大量に仕込み、
骨つきミートローフを作りました。
若鶏手羽から作るチューリップ状の肉は、塩・こしょうで下味をつけるのもおいしさアップのポイントです。
ミートローフの中に入れたゆでたまごがきれいで切った瞬間に歓声が上がります。
クリスマスの夜に盛り上がるメニューです。

【マンガみたいなミートローフ】

《材料　4〜6人分　調理時間　40分》

• 牛豚ひき肉800g
• たまねぎ（みじん切り）大1/2個（170g）
• 　　（a）　パン粉30g
• 　　（a）　牛乳大さじ3
• 　　（b）　塩 小さじ1
• 　　（b）　こしょう・ナツメグ各少々
• エクストラバージンオリーブオイル大さじ2
• 若鶏手羽4本
• ゆでたまご2個
• 塩・こしょう各少々
• ＜ソース＞　
• 赤ワイン大さじ2
• ケチャップ大さじ2
• ウスターソース大さじ2
• しょうゆ・みりん各小さじ1
• ＜付け合わせ野菜＞　
• にんじん（型抜きする）適宜
• ロマネスコ（ゆでる）適宜
• ミニトマト（ヘタをとる）適宜

《作り方》

1. フライパンに小さじ1のオリーブオイルを熱し、たまねぎを中火でしんなりするまで炒める。皿にとり、冷ましておく。（a）は合わせてふやかしておく。
2. 若鶏手羽は細い部分の骨に切り込みを入れて、骨についている腱（けん）を切り離し、肉をひっくり返してチューリップ状にする。軽く塩・こしょうをふっておく。
3. ボウルにひき肉と（b）を入れてよく混ぜる。ふやかしておいた（a）を加え混ぜ、白っぽくなるまでよくこねる。①のたまねぎを加え、全体に混ぜ合わせる。
4. 手のひらにオリーブオイルをつけ、③の1/3を広げる。空気を抜きながら割れ目ができないよう形を整えながら広げる。真ん中にゆでたまご、両サイドにチューリップ状にした若鶏手羽を置き、上から1/6分をのせて空気が入らないようにくっつけて形を整える。つなぎ目はやさしく叩いてなじませ、全体にオリーブオイルをまんべんなく塗る。
5. ④を天板にのせ、200℃に予熱したオーブンで約25分焼く。途中、15分くらいしたところでにんじんを一緒に入れて焼き、器に盛る。
6. 小鍋にソースの材料を入れ、⑤で出た肉汁を大さじ３杯ほど加えて中火にかける。アルコール分が飛んでとろみがついたら火を消し、ミートローフにかける。

　

成形した後、空気を抜くようにしてたたきながら表面を整えていくのがコツです。
手が小さくて難しい場合はまとめる肉の量を減らし、余った肉はハンバーグにするといいですよ。肉だねは、たまごやパン粉やたまねぎをたくさん入れすぎると、やわらかくなり作りづらいので、かために仕上げます。つけ合わせの野菜はブロッコリーやズッキーニ、さつま芋やじゃが芋、きのこや大ぶりに切ったキャベツなどでもOK！　一緒にいろいろ焼いてもいいですね。マンガみたいなミートローフをぜひお試しください。
「作りました！」というコメントをお待ちしております！


　

Tomiko栄養士・料理研究家・フードコーディネーター
薦田富美子（こもだとみこ）。
食品メーカーで商品開発に携わり、料理学園講師、キッチンスタジオのスタッフ経験後フリーに。薬膳アドバイザー、「味覚の授業」指導者、フードアナリスト、チョコレートエキスパート等、様々な資格取得。多岐にわたる食の仕事を経験。記憶に残る料理を感動する盛り付けで作り続けたい。「食材を無駄にせず、健康的な野菜たっぷりの食事を！」をモットーに、現在地元のカフェで日替わりランチを提供。新聞のコラム「食卓の一品」を毎日担当中。著書「これからのシニアごはん　日々の、ひとり分」自由国民社。横浜在住。