美食家を魅了するバスクのヒラメの炭火焼き
スペインのバスク地方は、フランスのミシュランスターシェフたちも美食を求めて休暇に訪れるほどです。友人のシェフに「有名なサン・セバスチャンのバル街だけでなく、サン・セバスチャンを起点に海側・山側を車でまわって、バスク地方の料理を食べるのがいい」とおすすめされてやってきたのが、海側の港町ゲタリア。
この街は炭火で焼いた大きなイシビラメが名物です。
その焼き方はなんともダイナミック。
ミシュランガイドに掲載されるレストランでも屋外に焼き場があり、魚を焼く専門のシェフが魚型の網を使い新鮮な魚をどんどん焼いていきます。
港町・ゲタリア名物ヒラメの炭火焼
こちらがゲタリア名物ヒラメの炭火焼です。まずは丸焼きのままテーブルへ。
いろいろな部位がいきわたるように、スタッフが上手にとり分けてくださいます。
炭火で焼かれた白身魚は、絶妙に火入れされていてそれだけでも素晴らしいです。
透明なソースについてスタッフに聞いたところ、
「オリーブオイルと塩と白ワインヴィネガーだけよ」と。
このシンプルなソースが、白身の魚の味わいをよりいっそう引き立てます。
1キロを超える大きなヒラメでしたが、ソースと絡めて食べていたらあっという間に骨だけになりました。ヒラメの旨味とオリーブオイルの風味が相まって世界中の美食家たちを魅了し続けいているのでしょう。
オリーブオイルを使ったバスクスタイルのソース、日本でも簡単に作れるのでレシピに加えてみようと思います。