釜鶴(静岡・熱海市)のアンチョビ
イタリアンを始めとするヨーロッパ料理によく使われるアンチョビ。本来は英語でカタクチイワシ(anchovy)を意味しますが、缶詰や瓶詰めになったものを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。常温で保存できるので、家庭でも常備しやすい食品ですね。カタクチイワシを三枚におろし、身の部分だけを冷暗所で塩漬け、熟成させ、オリーブオイルを加えて密閉保存します。加熱はしません。
よく似た保存食品に「オイルサーディン」があります。アンチョビより少し大きめのイワシを使うことが多く、頭と内臓を除くだけで身は丸のまま低温の油で加熱して作ります。いずれも新鮮なイワシが手に入ったら、いつか自家製にチャレンジしてみたいと思いながら都会に住んでいるとなかなかチャンスがありません。
驚くほどフレッシュな国産アンチョビ
オイルサーディンは国産品もみかけますが、アンチョビはほとんどが輸入品。ちょっとクセのある旨みと強い塩気が特徴で、バーニャカウダやピッツア、パスタなどに調味料として使うことが多いですね。
ところが熱海の老舗干物店「釜鶴」のアンチョビは、そのまま具材として使えるほど塩分がマイルド! 驚くほどフレッシュで、普通のアンチョビと違って身が崩れず、キラキラと銀色に輝いています。
地元熱海産のカタクチイワシを使い、有機オリーブオイルと塩だけで漬けているというのも魅力的。パッケージの可愛らしさもポイントです。賞味期限は3ヶ月と短めですが、とびきり美味しいアンチョビはおつかいものにもピッタリです!
■有機オリーブオイルで漬けたアンチョビ(税込972円)
http://www.kamaturu.co.jp/SHOP/210101.html
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