ちょっとしたお祝いごとに使える前菜
紅白の色合いをお祝いごとに使うならわしは、食の世界だと和食や和菓子でよくみかけますね。大げさでなくちょっとしたことほぎの気持ちを表すのに、こんな紅白の色合いのひと皿はいかがですか? 白は白身、赤はまぐろの刺身を昆布締めにし、細く切って盛り付けるだけ。仕上げにかけるエクストラバージンオリーブオイルがあってこその上品な味わいが身上です。今回は洋食の前菜を想定してセルクル(底のない型)で形を整えてパセリを散らしましたが、青みにあさつきやしそを使うか、何も使わずに小鉢に盛ると和の雰囲気になりますよ。
【紅白昆布締め】
《材料 作りやすい分量》
- 白身魚(刺身用さく)60g
- まぐろ(刺身用さく)40g
- 昆布適量(刺身の大きさに合わせる)
- エクストラバージンオリーブオイル大さじ1
- 塩、こしょう各少々
- パセリ(みじん切り)少々
《作り方》
- 刺身用さくは、いずれも同じくらいの大きさの昆布を貼り付けるようにしてはさみラップで覆うか、食品用ビニル袋に空気を抜いて入れ冷蔵庫で一晩置いて昆布締めにする。
- 一晩たち取りだした①の昆布を外し、形がいびつなら四角くなるように余分を切り落として整形し、食べやすい長さ、幅に揃えて細切りにする。
- ②の切り落とした部分は味見してから細切りにし、②共にボウルに入れてエクストラバージンオリーブオイルを少々(分量外)加えざっと混ぜる。
- 皿にセルクルを置き、③をぎゅっと押すようにして詰める。セルクルをそっと抜き、パセリを散らし、塩とこしょうをふってオリーブオイルをかけたらできあがり。
セルクルはステンレス製の短い筒のようなものが市販されています。ペットボトルの両端を切り落として作ることもできますが、切り口でケガをしないように扱いに気を付けてくださいね。もちろん、セルクルを使わず盛り付けても構いません。和風にするときはてっぺんを高くするとよいでしょう。好みで柑橘類を搾るとカルパッチョ風の味わいに。仕上げのオリーブオイルはさらにたっぷりかけても美味しいです!