冬の料理にかぐわしさを添えるゆずは、パスタとも相性バツグン！ 少し火を入れると香りが立ち過ぎず酸味も和らぎ、さわやかさが際立ちます。最後に回しかけるエクストラバージンオリーブオイルが、イタリアンな一皿に仕上げるポイントです。

【アンチョビ柚子バターのパスタ】

《材料　1人分》

• にんにく1片
• イタリアンパセリ少々
• ゆず1/4個
• アンチョビ2枚
• スパゲッティーニ（1.7mm）80〜100g
• 塩少々
• 黒こしょう少々
• バター5g
• オリーブオイル大さじ2
• エクストラバージンオリーブオイル大さじ1

《作り方》

1. にんにくとイタリアンパセリはそれぞれみじん切りにする。ゆずは2〜3mmの厚さのうす切りにし、種を除いて食べやすく小さめに切る。アンチョビは5mmほどの長さに切る。
2. 鍋に湯を沸かし、塩（分量外）を適量入れてパッケージ表示より2分短くパスタをゆで始める（ゆで汁は③で使う）。
3. パスタが茹で上がる3分前に、フライパンにオリーブオイルとにんにくを入れて炒め、にんにくが色づいてきたらアンチョビを入れて炒める。ほどよく炒められたら、鍋からお玉一杯分ほどの（100ccぐらい）パスタの茹で汁を加える。
4. パスタとゆず、バターをフライパンに加えて混ぜ、ソースが乳化（白濁）したら味を見て、塩が足りなければ足してもうひと混ぜしたら皿に盛る。
5. ④に黒こしょうをふり、せん切りにしたゆず（分量外）とイタリアンパセリを乗せ、最後にエクストラバージンオリーブオイルをひとまわししたらできあがり。

　

アンチョビとパスタの茹で汁に塩気があるので、④の塩は必ず味を見て加えましょう。

　

西本淑子ラジオ・パーソナリティ、料理研究家
ル・コルドンブルー東京校とパリ校、エコール・ル ノートル パリ校に少しずつ通い、東京ガス、東京電力ショールームにて料理＆トークショー、レストラン、カフェ、バーなどのフードメニューのプロデュース、料理教室で講師も務める。
フードアナリスト、ジュニア野菜ソムリエ、食品衛生責任者。ラジオ・パーソナリティーと料理、それぞれ半分ずつ楽しみながら仕事する日々を送る。