栄養豊かな野菜なのにそのままだとたくさんは食べにくい「しそ」は、油と相性の良い食材です。オリーブオイルでさっと加熱すればくせが和らぎかさも減るので、薬味だけでなく具材として使えるようになります。旨みと塩気のあるおじゃこと合わせると、ごはんのおかずやおにぎりの具にしたり、冷ややっこの上に乗せたりと色々使える「オイル佃煮」に！　今回はパスタと和えてみました。加熱温度はごく弱火、しそは火を止める前にさっと火を通すだけでOK！　おじゃこは冷凍も可能なので、しそさえあればあっという間に作れますよ。

【おじゃことしその和風パスタ】

《材料　1人分》　

• しそ10枚
• ちりめんじゃこ大さじ山盛り3
• しょうゆ、みりん小さじ各1/2
• オリーブオイル大さじ3
• パスタ（好みのもの）80g
• 白こしょう少々

《作り方》

1. 小さめのフライパンにちりめんじゃことオリーブオイルを入れ、ごく弱火で加熱し始める。
2. パッケージ通りに塩（分量外）を加えパスタをゆで始める。
3. しそをせん切りにし、2枚分くらいだけ残してしょうゆ、みりんと共に①のフライパンに入れ、1分ほどかき混ぜながら加熱して火を止める。
4. ゆであがったパスタと残しておいた生のしそを③のフライパンに加えざっと和える。
5. 皿に盛り付け、エクストラバージンオリーブオイル（分量外）をひと回し、白こしょうをふったらできあがり。

　

オイル佃煮は水分が少なくフライパンに張り付きやすいため、パスタにする場合は麺を直接入れて味を絡めるほうが無駄なく作れます。フライパンにパスタが入りにくい時は入る分量だけ入れて和え、さらにボウルなどに移してすべてを混ぜるようにしてください。
パスタは細めのスパゲッティやフジッリなどが、具材となじみやすくおすすめです。しその量はお好みで加減してください。生のまま少し加えると色合いがきれいです。


　

Akikoオリーブオイルライフ編集部／料理研究家、栄養アドバイザー
白木あきこ。料理研究家、栄養アドバイザー、認知症予防食研究家、ウェルネスフードクリエーター。
京都を愛し東京に恋をする京女。長年編集者、ライターとして素材、産地から栄養、安全にわたって食全般を俯瞰し、メディア連載、寄稿、出演多数。2000年に立ち上げたグルメサイトを2020年春「美食道.com」にリニューアル。分子栄養学、ローフード、認知症予防食等を学び、新たに「ウェルネスフーズラボ」「認知症予防食.com」を立ち上げる。安全な美味にこだわり、美と健康のためのウェルネスフード研究と食レッスンを行っている。
ハーブ歴は高校の時から。旅と食べ歩きが好き。
■「WELLNESS FOODS LAB」
https://wellnessfoodslab.com/