毎年ハロウィンは近所の子どもたちがお菓子をもらいにきます。
クッキーといえばバターを使ったものが定番ですが、今回はオリーブオイルを使った型抜きクッキーを紹介します。
オリーブオイルだけでなくバターも加えることでお子様でも扱いやすい生地になります。
親子で楽しくレッツクッキング！

【かぼちゃのクッキー】

《材料　12枚分　調理時間　約25分（冷蔵庫で寝かせる時間は除く）》

• かぼちゃ正味40g
• バター大さじ2
• エクストラバージンオリーブオイル大さじ2
• 砂糖30g
• 卵1/2個（25g）
• 　　（a）　薄力粉1カップ（110g）
• 　　（a）　シナモン少々
• 　　（a）　ベーキングパウダー少々
• かぼちゃの種を干したものの中身18粒

《作り方》

下準備　・（a）は合わせてふるう。
　　　　・オーブンは160度に予熱する。

1. かぼちゃは耐熱容器に入れてラップをして電子レンジ（600W）で1分加熱する。熱いうちにつぶしてなめらかにする。
2. ボウルにバターを入れて練り混ぜ、なめらかにする。エクストラバージンオリーブオイルを少しずつ加えて混ぜ合わせる。
3. ②のボウルに砂糖を3回に分けて加え、白っぽくなってきたら溶き卵を少しずつ加えてふんわりするまで混ぜる。
4. ③に（a）を加え、ゴムベラでさっくりと全体に混ぜ、粉っぽさが残っているうちにかぼちゃを加え、よく混ぜる。
5. ④がひとまとまりになったら広げたラップの上にのせ上からもラップをかぶせ、めん棒で平らに広げる。5mm厚さにのばし、冷蔵庫で1時間以上ねかせる。
6. 抜き型に粉をつけながらかぼちゃ型で抜いて天板に並べる。真ん中にかぼちゃの種を飾る。半分は生地の表面に抜き型を軽く押しあて模様を入れる。
7. 160度に熱したオーブンで15分加熱する。

　

かぼちゃの皮は丁寧にむき、中身だけ使います。かぼちゃの色によってクッキー生地の色が左右されます。砂糖をブラウンシュガーやきび糖にしてもよいです。粉糖にするとサクサク感が増します。
シナモンはお好みで入れてください。かぼちゃとよく合うスパイスです。
かぼちゃの種は周りのワタを除き、ザルなどにあげて天日で数日間干します。種の周りが乾燥し、オブラートのような膜ができてきたら干し完成です。種の先の方をつまんで外の殻をむき、中身を使いましょう。または型で線をつけてかぼちゃのような模様にするのも
いいですね。アイシングでお化け模様を入れたりしても楽しいクッキーのできあがりです。
お子様と一緒に手作りしてみてください。


　

Tomiko栄養士・料理研究家・フードコーディネーター
薦田富美子（こもだとみこ）。
食品メーカーで商品開発に携わり、料理学園講師、キッチンスタジオのスタッフ経験後フリーに。薬膳アドバイザー、「味覚の授業」指導者、フードアナリスト、チョコレートエキスパート等、様々な資格取得。多岐にわたる食の仕事を経験。記憶に残る料理を感動する盛り付けで作り続けたい。「食材を無駄にせず、健康的な野菜たっぷりの食事を！」をモットーに、現在地元のカフェで日替わりランチを提供。新聞のコラム「食卓の一品」を毎日担当中。著書「これからのシニアごはん　日々の、ひとり分」自由国民社。横浜在住。