子供の頃から大好きだった「菜飯（なめし）」は、新鮮なだいこん葉があるときだけ食べることのできた混ぜごはんでした。火を使わず塩だけでしんなりさせた茎と葉を、加熱するよりも栄養を残したまま味わうことができるのも利点です。でも店頭のだいこんは鮮度が落ちるため、葉は落とされているのがほとんど。手に入ればだいこん葉が味わいの点でも一番のおすすめですが「他の青菜でできないかな？」と考えてみたのが今回のレシピです。
使う青菜によって味わいが全く違いますが、それもまた楽しいもの。たとえばラディッシュやかぶの葉っぱなど、レシピに困る青菜に出会ったときは試しどき。今回は小松菜を使ってみました。オリーブオイルを加えると青臭さが和らいでより美味しくなりますよ。

【オイル菜飯】

《材料　1人分》　

• 小松菜1株（小ぶりなもの）
• 塩小さじ1
• ごはん1膳分
• オリーブオイル適量
• 白ごま適宜

《作り方》

1. 小松菜をみじん切りにする。柔らかな葉先は細めのせん切りでもOK！
2. 塩をまんべんなくふってなじませ、数分おいてしんなりしたら少しずつ手でギュッと絞って水気を切る。
3. ②をボウルに入れてエクストラバージンオリーブオイルを適量かけて和える。
4. 温かなごはんに③を合わせ、白ごまをお好みの量混ぜたらできあがり。

　

小松菜が大きければ外葉は別に調理し、内側の柔らかな葉や茎の部分を使っても良いでしょう。もっと少量の青菜で作ったり、オイルで和えずごはんと混ぜてからオリーブオイルをかけたりしても構いません。塩分に注意しながら、おじゃこや干しえびなどを混ぜても美味しいですよ。

　

Akikoオリーブオイルライフ編集部／料理研究家、栄養アドバイザー
白木あきこ。料理研究家、栄養アドバイザー、認知症予防食研究家、ウェルネスフードクリエーター。
京都を愛し東京に恋をする京女。長年編集者、ライターとして素材、産地から栄養、安全にわたって食全般を俯瞰し、メディア連載、寄稿、出演多数。2000年に立ち上げたグルメサイトを2020年春「美食道.com」にリニューアル。分子栄養学、ローフード、認知症予防食等を学び、新たに「ウェルネスフーズラボ」「認知症予防食.com」を立ち上げる。安全な美味にこだわり、美と健康のためのウェルネスフード研究と食レッスンを行っている。
ハーブ歴は高校の時から。旅と食べ歩きが好き。
■「WELLNESS FOODS LAB」
https://wellnessfoodslab.com/