日本のエーゲ海を望む牛窓オリーブ園
年間を通し穏やかな気候で知られる岡山の港町、牛窓。秋の一日、その風景の美しさから「日本のエーゲ海」とも称される瀬戸内海を望む「牛窓オリーブ園」を訪れ、眼下に広がる絶景とオリーブ畑の様子を楽しんできました。二回にわたり、園の様子やそこで見つけたステキな商品をご紹介したいと思います。
国産のオリーブオイルはふだん使いできるような価格ではなく、簡単に手に入らない希少性の高いものです。でも、生産者の方の国産オリーブへにかける夢とロマンを、いちど現地で感じてみたいと以前から考えていました。ちょうど肌寒くなりかける晩秋に訪ねた牛窓は、日差しのあるうちはとても暖かく驚きました。初めての瀬戸内は海越しに国内随一のオリーブの里として知られる小豆島が見え、牛窓も小豆島とよく似た気候なのかも?とも思いました。
宿泊した、オリーブ園に近い海沿いのホテルからはタクシーで片道千数百円ほど。高い山ではありませんが、人通りや街灯が少ないので夕刻にかけて歩くのは避けた方がよさそうです。岡山駅から最寄りの邑久駅まではそう遠くはありませんが、ここからのアクセスが問題。クルマで訪れる方が多いようでした。銀色に輝くオリーブの葉の間には、収穫を終え少し残った実がみられたりしてワクワク! 気候の良い時期ならばピクニックもよさそうなスポットです。
海と空とオリーブ!買ったり食べたりの楽しみも
1942年(昭和17年)、岡山有数の商家であった服部家の服部和一郎氏が「オリーブは栄養もよく、薬用にもなり、灯火にもなり、自然も守る」として牛窓の丘陵地にオリーブ畑をつくったのが「牛窓オリーブ園」の始まりだったそうです。山頂広場からの眺め、そして広場にあるショップやカフェが入った建屋の屋上からの眺めは、同じところを見ていてもまるで違う景色のよう! まるで湖のように穏やかな内海にぽっかりと浮かぶ島々の様子は、外海の壮大さとはまた違うのどかさが魅力です。
ここで楽しみにしていたのが苗木を買うこと。オリーブに実をならせるには、品種の違う2本以上の木を植え5年以上は育てる必要があることを初めて知りました。狭いベランダのわが家ですが、頑張って育ててみようと思っています。オリジナルコーヒーがとても美味しい絶景カフェでお茶をしたり、ちょっと山を下ってジェラート屋さんを訪ねたりもできます。次回は、お取り寄せすることもできるこちらの人気商品をご紹介したいと思います。お楽しみに♪
◆牛窓オリーブ園
http://nippon-olive.info/