lifestyle

【美食探訪】ギンザ ステーキバル ダイゴ(東京・銀座)

肉ブーム、熟成肉ブームの勢いが止まりません。ブーム前から、まだ珍しかった熟成肉を提供してきた焼肉チェーンがオープンした「ギンザステーキバルダイゴ」は、お値打ちな熟成肉と共に、オリーブオイルを使ったスペシャリテが味わえるステーキ店です。

entry_photo

熟成和牛を気軽に味わえるステーキバル

「NYで食べた熟成肉ステーキの美味しさに衝撃を受けて、この店をオープンしたんです」

松阪牛、近江牛、石見牛、北さつま牛、仙台牛などの黒毛和牛のA5 ランクを中心に一頭買いし、リーズナブルに提供する焼肉チェーン「ダイゴインターナショナル」の社長、尹(ゆん)伸文さんはそう語る。すでに鉄板焼ステーキの「宮地」を経営しているが、カジュアルなNYスタイルに惚れ込み、熟成肉専門の「ギンザ ダイゴ ステーキバル」を3年前にオープンした。銀座座駅直結の気軽な飲食店が並ぶ銀座ファイブの一角にあり、オープンキッチン&オープンスペースの小さな店ながら、カウンター、半個室、テーブル席が揃う。小さなおつまみや一品料理を味わいながら、肉を待つのが楽しい。

entry_photo

お肉に野菜、〆のナポリタンも外せない!

低価格ではなくお値打ち価格、と標榜する「焼肉醍醐」と出会って納得し、通うようになったものの「焼いてもらえる楽チンさ」を知ったのはここステーキバルが初めて。コースの鉄板焼きもたまにはいいけれど、お仕着せでなく、洋風の居酒屋感覚で好きなものだけ頼めるのに、お肉は高級店に負けない本格派なのだからありがたい。クレソンのサラダとスペシャリテのナポリタンが、お肉と共に外せないほどの気に入りとなり、ひとりでもカウンターにお邪魔するようになった。ランチメニューは同じ熟成肉だが輸入牛を使っており、真骨頂はやはり夜の国産黒毛和牛。私の好みは赤身肉!その日のおすすめを聞き、焼いてもらう。

entry_photo

素材の旨みを生かして味わうNYスタイル

尹社長のこだわりを、かたちにするのが、シェフの町田浩一(ひろかず)さん。表面を強めにじっくり焼きあげた厚切りステーキは、切り口から美しいピンク色がのぞく見事な火入れのレア。添えられるのはこしょう、岩塩、わさび、そして生玉ねぎ。NY風の生玉ねぎが、ナッティな風味で旨みの濃い熟成肉と驚くほど合う! そのままでは辛くて食べられない生たまねぎも、お肉と一緒だとペロリといけてしまうから不思議だ。高級なイメージのステーキだが、ステーキバルではまるで焼肉屋のように霜降り、赤身、希少部位と種類もさまざまに150gから選べ、盛り合せてもらうことが可能。今までのステーキ店と、ひと味違うアプローチに注目したい。

entry_photo

編集後記~シェフのオリーブオイルライフ!

「イタリアン的なメニューが多いからオリーブオイルはよく使います。スペイン産のエキストラバージンオリーブオイルです。〝大人のナポリタン″とコースで出している〝玉ねぎのグリル″やプチトマトのサラダなどには欠かせません。フレーバーオイルも自家製なんですよ。」

シェフは自宅でも、大好きなパスタをオリーブオイルを使ってよくつくるそうです。それにしても、やるやるとは聞いていましたが、ここまで!?と、レシピを教えていただいて、ステーキ以外にもきちんとかけられている調理の手間に感心。そばにいた尹社長が「うちはね、見えないところにもすごくこだわってるんです」と誇らしげに言います。

新鮮な野菜、オイリーさがなくさっぱりジューシーに焼き上げられた熟成肉に、国産無農薬のレモンを使ったドリンク類。ヘルシーさも魅力のステーキバルは、女子会にもぴったりです!

 

【ギンザ ステーキバル ダイゴ(東京・銀座)】
住所 ▶ 東京都中央区銀座5-1 銀座ファイブ
電話 ▶ 050-5788-2647 
営業時間 ▶ 月~金11:00~23:00(L.O.22:00)
       土・日・祝11:00~22:00(L.O.21:00)
定休日  ▶ 不定休(銀座ファイブに準ずる)
HP  ▶ http://steak-daigo.com/

 

この記事が含まれる特集

【美食探訪】ギンザ ステーキバル ダイゴ

関連記事

ランキング