久政(三重県・志摩市)の生節オリーブオイル漬け
伊勢志摩を旅したとき見つけたこのひと瓶は、どんな味わいになるのかが容易に想像でき、迷わず購入しました。生節のパサッとしたところをオイルが補って、旨みも引き出されるに違いない、と思った通り! 地味な存在の生節が、そのままおつまみにもできる商品になった商品です。
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生節(なまり節)とは、かつお節をつくる時の「かつおをさばいて加熱・焙煎」という最初の行程を一度経たもの。かつおぶしのようにだしをとるのではなく、身そのものを食べるための食品です。味付けたもの、そうでないものなど色々ありますが「和」の食品として売られているものしか見たことがなかったので、オリーブオイルとの組み合わせは新鮮でした。
そして生節を食べる機会も見かけることも久しくなかっただけに、オリーブオイルのチカラに改めて感心。こんな風になっていれば、食べ方はいくらでもアイデアが湧いてきます。メーカーの久政(きゅうまさ)は明治時代に海鮮問屋として創業し、現在は品質の高いかつお節を作る鰹節屋として営業。公式ホームページにこの「生節オリーブオイル漬け」は載っていませんが、問い合わせれば取り寄せできます。
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スモーキー&スパイシー!
そのままおつまみにもできますが、醤油をひと垂らしすればとたんに和の一皿に。きれいなダイス状なので、同じくらいにカットした野菜やミニトマト、ボッコンチーニなどとピックにさせばおしゃれなフィンガーフードに。スリムな瓶詰めがあっという間になくなってしまうほど応用がききます。私はアボカドとパスタに。火入れせず、ゆであがったパスタを瓶詰めのオイルと生節、アボカドと和えるだけで完成です。
その土地に根付いたメーカーが作っている商品は、オリジナリティがあっておみやげにもぴったり。東京にある県産ショップ「三重テラス」でも取り扱いがあります。オイルは余ったら、炒めものなどでぜひ使い切ってくださいね。
◆久政
https://kyumasa.co.jp/
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