lifestyle

【シェフのオリーブオイルレシピ】チェントディエチ(110/東京・代々木上原)

「チェントディエチ」は、以前「オステリアITO」というイタリアンでした。その頃、通りすがりに立ち寄ってとても美味しかったことは覚えていたのですが久々に来てみたら、あら?店名も違うし内装も・・・?別のお店になってしまったのかしらと思いきや、オーナーシェフの伊藤雄士さんは健在でホッ。

実は、伊藤シェフ自らが食を変えることにより一年で14kgの減量と共に、体質改善を体感。その経験を生かし、オーガニック食材やローフード、発酵食品、低糖質などカラダに良い素材と調理法、理論を独自にミックスした料理を提供するお店にリニューアルされたのでした。テーマはアンチエイジング、デトックス! 以前のテーブル席はなくなり(個室あり)、シェフと話しやすいオープンキッチンのしゃれたカウンターのみ。アラカルトで軽く楽しむこともできますが、バランスを考えて作られているコースがおすすめです。

「どのコースもまずは新鮮なサラダから召し上がっていただくんです。添えるのは塩麹とオリーブオイルを使ったバーニャカウダです」

野菜から食べるベジファーストは、ダイエットの基本ですよね。どんなジャンルの料理であっても添え物ではなくメインになるような立派なサラダを出す店は、なかなかありません。もちろん、調味料も上質でカラダが喜びそうなものばかり。これがとっても嬉しいんです。和の出汁をベースにした旬の野菜を使ったスープ(400円)の滋味深い味わいに感動! 香りづけにはオリーブオイル。店で調理に使うのはほぼ、イタリア産のエクストラバージンのみだそうです。


entry_photo

どの料理も、たっぷり野菜がとれるのが特徴です。そして梅干しや海藻などあまり洋食では使わない食材も登場しますが、まったく違和感がなく驚かされます。料理好きな人なら、健康を気遣うための調理のヒントをたくさんもらえることでしょう。

ヴィーガンやローフードに固執しないの点も、私がこの店に惹かれる点です。お肉もお魚も本当に美味しく食べることができます。ロゼに焼き上げられたオーストラリア産のグラスフェッドビーフは、塩・こしょうと共に醤油麹+オリーブオイルが添えられていました。これがまたお肉に合うんです! 

「この醤油麹?たまたまお客さんにもらったんですよ」

とのこと。しょうゆよりまろやかな塩味で旨みのある醤油麹にオリーブオイルがピッタリで私も作ってみたくなり、美味しい醤油麹が作れたら持ってきます!とシェフに約束してしまいました(笑)。デザートはローフード。非加熱で食品の酵素を最大限に生かしたローケーキには、自家製の栗の渋皮煮が添えられていました。

「オリーブオイルって、和の素材にもよく合いますよね。味噌汁に入れても旨いですよ」

やってみる!と話が弾みます。こだわりの強い店ですが、押しつけがましくないところも好感が持てるんです。フツーに美味しいものを食べたい人だって、楽しめる。楽しみながら、なんだか食べていて気持ちいいなとか、食後スッキリしているなと感じたら儲けもの。リーズナブルなお値段も魅力的で、通いたくなること間違いなしの素晴らしいお店です。


entry_photo

住所▶東京都渋谷区西原3-23-9オリオンビル1F
TEL▶ 03-6699-1632

営業時間▶:12:00〜15:00(14:00L.O.) / 18:00〜22:00(L.O.)
定休日▶ 水曜(木曜・金曜ディナーのみ)
HP  ▶https://110yoyogiuehara.tokyo/

 

この記事が含まれる特集

【シェフのオリーブオイルレシピ】チェントディエチ(110/東京・代々木上原)

関連記事

ランキング