コンロ1口でできる、あえる和風スパゲッティ
私が昔、一人暮らしをしていたころ、火元は1口しかない狭いキッチンだったのですが、なんとか工夫していろいろとお料理をしていました。
そんな中、スパゲッティづくりには悩みがありました。
1口の火元では、スパゲッティをゆでるのと、ソース作りが同時にできないことに加えて、それぞれ時間を分けて作るにも、途中まで調理したフライパンをどこに置くのかに困ったり。。
同じようなことを感じておられる方や、なるべく手間なくスパゲッティを作りたい、という方にもおススメな、ごく手軽な方法についてです♪
<具材の選び方>
1口の火元となると、スパゲッティをゆでるのにそれを使うので、それとは別に、具を炒めたりする作業はしにくいですね。
本来ならば、パスタをゆでている鍋とは別に、オリーブオイルでじっくりとにんにくを加熱して、具材を炒めて、そこにゆでたてのパスタを加えてあえて完成、としたいわけですが、
なかなかそうはいきません。
それでも、スパゲッティ一品で野菜もとりたいし、となると、パスタをゆでる時に同時に一緒にお野菜も調理できる、というのが効率的です。
具材(野菜)の選び方としてまずは、「ゆでておいしい野菜を選ぶ」ということがひとつです。
例えばキャベツを使うとしたら、スパゲッティをゆでている鍋に、ゆであがり1分前くらいに切ったキャベツを加えて、一緒にゆでればOKです。生の状態だとかさの多いキャベツも、ゆでるととても扱いやすくなるので、2人分で1/4カット分くらい使っても良いかと思います。
スパゲッティをゆでるときは、ゆで汁に塩を加えて、だいたい1%塩分くらい(湯1.5リットルに塩大さじ1)でゆでると良いですが、それによって野菜にも下味がつきます。
キャベツのほか、ブロッコリー、アスパラガス、ほうれん草、小松菜、など、ゆでておいしい緑の野菜はどれも合うと思います。
さらに、ボリュームや味わいをプラスするには、たんぱく質(お肉やお魚)も加えたいところ。
それには、加熱の必要のない便利なアイテムを利用すると良いです。
ゆで上がったスパゲッティとお野菜を湯切りして、あえれば良いだけの食材として、
魚介系なら、ツナ缶、しらす、かにかまなど。肉系なら、サラダチキン、ハム、調理済みのチャーシューなど。
<味つけはしょうゆ&オリーブオイルで>
ごく簡単にできる味つけのおすすめは、しょうゆ&オリーブオイル。すりおろしのにんにく(市販のチューブ入りにんにくでもOK)が加わればさらに味わいも増します。
1人分を作るとしたら、例えば、
・スパゲッティ・・・・・・・80g(1%塩分の湯でゆでる)
・キャベツ・・・・・・・・・100gくらい
・ツナ缶・・・・・・・・・・小1/2缶
(a)しょうゆ・・・・・・・・小さじ2
(a)オリーブオイル・・・・・小さじ4
(a)すりおろしにんにく・・・少々
(市販のチューブ入りにんにく)
ボウルに(a)を入れ、ゆで上がったスパゲッティとキャベツを湯切りして、軽く油切りしたツナ缶を加えてあえる。これで完成です。
しょうゆを使うと良いところは、味付けに必要な塩分、うま味、香りが含まれていて、
とても味がまとまりやすい点です。
そこに、オリーブオイルはもちろん必須。コクと風味、香りが加わると、
簡単シンプルな作り方でも、味わいに奥行きが出て、おいしく味がまとまります。
アレンジには、ゆずこしょうや一味とうがらしで辛味を加えたり、レモンをしぼっていただいたり、とお好みで。しょうゆの風味には、のりやかつお節も合いますね。
1口コンロでできて、かつ、ぜったいにある調味料だけで簡単に作れる、あえるスパゲッティの作り方、やったことのない方はぜひ、お試しください♪