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新じゃがいもとオリーブオイル

3月になり、新じゃがいもをよく見かけるようになりましたね。新じゃがいもを手にすると、春がきたなぁと、実感します。
甘みとホクホク感のある貯蔵のじゃがいももおいしいですが、新じゃがいもならではの味わいもまた楽しみにしているもののひとつで、私は特に、小粒のものをみかけると、ついつい買い物かごに入れてしまいます。
みずみずしく香りのよい新じゃがいもを、ぜひ、オリーブオイルでもおいしく味わってみていただきたいと思います☆

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<新じゃがいもの特長について>

3月初旬の今の時期は、主に九州地方(長崎県産や鹿児島県産)のものが多いと思います。
じゃがいもは、生育するとき涼しい気候を好みます。南北に長い日本では、まずは、先に気候が温かくなる南のほうから収穫され、7~8月に北海道産のものが出回るまで、徐々に北上してゆきます。
春から夏は、産地を変えながら、新じゃがいもを楽しめる季節になりますね。

ご存じのように、新じゃがいもは、貯蔵のものに比べて水分が多く、皮が薄いので洗って皮ごと調理することができます。この皮の部分に、特長的なよい香りがあるので、皮ごとがおいしいですよね。だから下処理もカンタン、というのも嬉しいですね。
洗っていると、自然と薄く皮がむけることもありますが、どうしても皮を除きたいという場合は、たわしでこすったり、包丁の背側でかるくこそげてお使いください。

水分が多く含まれていることで、ホクホク感はあまり求めることはできないですが、
それよりも、みずみずしくシャキッとした食感に仕上げたり、とろりとしたなめらかな食感に仕上げるお料理がおすすめです。そして、オリーブオイルを使うと、そのやさしい甘みを引き立ててくれる効果があります。

<サッとゆでてシャキシャキに>

新じゃがいもの調理方法で、私が好きな方法のひとつは、せん切り(またはスライサーで薄切り)にしてサッとゆでる、という方法です。じゃがいもというと、火が通りにくいのでしっかり長く火を通す、というイメージがあるかもしれませんが、細く(薄く)切ってサッとゆでていただくのもおいしいです。特に新じゃがいもは、シャキシャキに仕上がり、形も崩れにくいです。

せん切りにしたら沸騰したお湯に入れて、透明感がでたらすぐにザルに上げて水に取ります。
じゃがいもの太さにもよりますが、3mm程度の太さであれば、30秒程度の加熱でOKです。
こうしてゆでた新じゃがいもは、みずみずしくて食感がよく、繊細な甘みをもっています。
エクストラバージンオリーブオイルと塩を加えて混ぜると、その甘みがグッと引き立ちますよ。レモンを搾れば、シンプルなサラダが完成です。
少々水っぽさがあるので、生ハムや明太子、スモークサーモン、といった、味わいのしっかりとした素材と組み合わせると、バランスはとりやすいですね。
シャキシャキ食感で軽やかなポテトサラダ、洋風・和風・中華を問わず、どんな献立にもなじみやすいですよ。

<オリーブオイルで焼いて皮の香ばしさを活かす>

皮付きで使える新じゃがいもは、オリーブオイルで焼くと、皮の香ばしさがとても引き立ちます。さらに、オイルによって外に水分やうま味が逃げないので、皮の内側はなめらかで甘みのある味わいになります。

オリーブオイルで揚げるのもおいしいのですが、手軽にお作りいただくのには、
電子レンジで加熱してからオリーブオイルで焼く、という方法です。
あらかじめ火を通した状態から焼くので、短時間の加熱ででき、オリーブオイルの味わいも損なわれにくいというところがおすすめポイントです。

ただし、じゃがいもを電子レンジで加熱するときには、よりおいしく仕上げるためのおすすめの方法がありますので、お伝えしたいと思います。

まずは、小粒のものや、カットしたものを加熱する場合。
①耐熱容器にじゃがいも(160g)を入れたら、水でぬらしたキッチンペーパーをのせて、ラップをして、600Wで4分加熱。
②ラップをはずし、ペーパーはそのままにして粗熱をとる。
これは、ぬらしたキッチンペーパーの活用がポイントです。なるべく素材の水分を逃さずに、電子レンジで加熱をする方法です。

大きめ(8cm大)を丸ごと加熱する場合。
①洗って水気がついたままラップに包み、1個(160g)あたり、600Wで4分加熱。
②ラップをしたまま、乾いたフキンに包み、さわれるくらいまでおく。
この、②がポイントになります。
乾いたフキンに包み、じっくりと温度が下がる間に、新じゃがいもは、よりしっとりとした食感になり、甘みが増します。

このように加熱したら、水気をふいて、(丸ごとの場合はひと口大に切って)にんにくとオリーブオイルを熱したフライパンに加えて焼きます。そうすると、表面に焼き色がつくまでは1分かからないくらい。とても香ばしい香りがしてきます。
新じゃがいもは水分が多いので、その水分を飛ばしながらコクや香ばしさを、オリーブオイルがプラスしてくれます。

お肉やベーコンと合わせてもよいですし、たこやえびであれば、サッと最後に合わせるだけでOKです。
しょうゆやめんつゆで味つけすれば、ご飯に合うおかずになります。
シンプルに塩で味付けしてからスパイスやハーブをしっかりきかせて、大人味のおつまみにするのもいいですね。

素材の魅力は、調理法によっていろいろな味わい方、引き出し方があるのがおもしろいところ。新じゃがいもならではの味わいと、オリーブオイルとの組み合わせ、ぜひいろいろとお楽しみください♪

 

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