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そらまめとオリーブオイル

そらまめが旬を迎えていますね。最近は、1月あたりから売り場に見かけるようになりましたが、やはり4~6月くらいがおいしい時期だと感じます。
特有のちょっと青臭みとも言える香りや、浅く茹でたときの少しつるっとした食感、しっかり茹でた時にはホクホクの食感、と、味わいがいろいろ楽しめるところも好きな食材です。
オリーブオイルとの相性も良い食材ですので、イタリアとの共通点などのお話も含めて、ご紹介したいと思います。

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<イタリアでもよく食べられているそらまめ>

日本では、塩ゆでや、さやごと焼いて食べるのがお馴染みのそらまめですが、イタリアでも良く食べられているお野菜だということはご存知でしょうか?
とはいえ、私も現地で食べた経験はなく、知人の経験談などからの情報なのですが、ある地方では、さやから出したらそのまま生で食べ、そのあとにペコリーノ・ロマーノというチーズをかじる、といった食べ方があるのだとか。ごく新鮮なそらまめに限るようですし、日本のそらまめよりもさやの形が細長いので、日本のものとは味わいも少し違うのかもしれません。
新鮮なものを生でそのまま食べるというちょっとワイルドな食べ方、私としてはとても興味があり、またいつかイタリアに赴くときがあれば、ぜひこの季節に、と思っています。

ほかにも、そらまめにペコリーノチーズ、オリーブオイル、黒こしょうをかける食べ方や、パスタなどにしたり。乾燥のそらまめを煮込んで、野菜、オリーブオイルと合わせる、というようなお料理もあるようです。

イタリアの郷土料理にもいろいろそらまめが使われていることからも、オリーブオイルとの相性は間違いないと言えそうですね。


<イタリアにヒントを得たお気に入りの食べ方>

イタリアで、そらまめによく合わせられているペコリーノ・ロマーノというチーズは、羊のミルクから作られた、ハードタイプのチーズです。日本では、一般的にはちょっと手に入りにくいので、私はパルミジャーノチーズに変えて、ちょっとアレンジする食べ方が気に入っています。

そらまめは、ゆでて薄皮をむいてつぶし、パルミジャーノチーズ(すりおろし)、オリーブオイル、少々の塩、黒こしょうを混ぜていただくとおいしいです。
バゲットにのせると、「そらまめのブルスケッタ」になります。

そらまめは、さやから出した薄皮つきのものを、3~4分、しっかりめにゆでると、フォークなどでもつぶれやすくなりますし、甘みもしっかりと出ます。

バゲットには、にんにくの断面をこすりつけて香りを移してから軽く焼くと、香りが良くなっておすすめです。

オリーブオイルは、そらまめの青みのある香りと合わせて、青々しく、ピリッと辛みのあるようなタイプがとてもよく合うと思います。


<日本の旬の食材と合わせて>

日本で旬の重なるものと合わせて和食に仕立て、そこにオリーブオイルを使う、というのも面白いと思います。

例えば、3~6月が旬のさくらえびは、今の時期は生のものや、釜あげのものが出回っています。そらまめとオリーブオイルと合わせて、炊き込みご飯というのはいかがでしょうか。

その時は、そらまめはさやから出したら生のまま薄皮をむき、さくらえびと一緒に炊飯します。
調味料は、酒、塩、オリーブオイル。
オリーブオイルが、さくらえびの魚介の香りをやさしくしてくれて、コクが深まります。

そらまめは生から一緒に炊き込むと、色はやや落ちますが、やわらかくなり、味と香りがご飯にしっかりとなじみます。
そらまめのあざやかな緑の色合いや食感を残したい時は、ゆでたものを、蒸らす時に加えるというのも良いと思います。

二通りのご紹介をしましたが、パスタやサラダの材料としてなどでも、自在にオリーブオイルと合わせて、旬のおいしさを味わっていただければと思います。
魚介と相性が良いので、パスタであれば、あさりやはまぐり、えび、いかなどと合わせるのもおすすめです。
ぜひ、いろいろとお試しください☆


 

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