キーマカレーにオリーブオイル
わが家のカレーは、たっぷりの野菜と、ひき肉を使ったキーマカレーが定番です。
具がごろっと入ったカレーも作りますが、お仕事の試作などが続くと、半端なお野菜がバラバラと残ったりするので、それを刻んでまとめて使ってしまったり、小分けに冷凍するにも便利なのです。
そのキーマカレーを作る時に、オリーブオイルが活躍します。効果的な使い方・ポイントなど、チェックしてみてください♪
<基本のキーマカレー>
まずは、基本にしているキーマカレーの作り方をご紹介します。
カレールウではなく、スパイスで作っていますが、多種のスパイスを使う方法ではなく、
カレー粉(あらかじめカレー用にスパイスがブレンドされている)を使い、クミンパウダーで香りを補う手軽なレシピです。さほど辛みはなく、マイルドなので、お子さんにも食べやすいかと思います。
ほかにもスパイスをお持ちでしたら、香りを深めるコリアンダーやカルダモン、辛みをきかせるチリパウダーなどを加えると、より本格感が増します(加える時は、小さじ1/2ずつくらい)。
スパイスがミックスされているガラムマサラを使うのも良いですね。ただし、ガラムマサラの場合は、カレーの仕上げに加えたほうが効果的です(加える時は、小さじ1/2くらい)。
また、お野菜は、基本のものだけにしていますが、その時々で、きのこ類(しいたけ、マッシュルームなど)や、豆類(ひよこ豆、レンズ豆など)、フレッシュトマトなどをプラスしています。うま味の種類が違うので、加えると味わいがより深くなります。
きのこ類を加えるときは、はじめに炒める時に加えてください。
豆類やフレッシュトマトは、水を加えるタイミングで。
■キーマカレー
≪材料 4人分≫
・合びき肉 300g
A玉ねぎ 1個(200g)
Aセロリ 1本(100g)
Aにんじん 小1本(100g)
Aにんにく 1片
・ホールトマト缶 1缶(400g)
・カレー粉 大さじ1
・クミンパウダー 小さじ2
B水 1カップ
Bしょうゆ 大さじ2
B塩 小さじ1
・オリーブオイル 大さじ3
<作り方>
① Aの野菜をみじん切りにする。
② 鍋にオリーブオイルを熱し、①を入れ、弱めの中火で5分ほど炒める。
※オリーブオイルは少々多め。
火加減は、弱めの中火ですが、弱すぎるとしっかり火が回らないので、
ジューっと音がしているくらいを目安に。
③ ひき肉を加え、ほぐしながら火が通るまで炒めたら、カレー粉とクミンパウダーを加えて全体になじませるように炒める。
※スパイスはひき肉の脂が出たところに加えて炒めます。油分となじむと香りが引き立ち、粉けがなくなります。
④ ホールトマト缶を加えてつぶし、Bを加え、時々混ぜながら弱めの中火で15~20分煮る。
※調味料にしょうゆを使っています。うま味が深まり、トマト缶の酸味を抑えてくれます。
カレーの主役はなんといってもスパイスの香りと辛みですが、使う野菜の甘みやうま味がしっかりと引き出されていることも、大きなポイントだと思います。
そこにオリーブオイルが活躍します。
オリーブオイルは、素材の味わいを引き出すオイル。
はじめにみじん切りにしたお野菜を、たっぷりめのオリーブオイルでしっかりと炒めると、ぐっと味に深みが出ます。多めに使っても油っぽくならないのも特長です。
<混ぜるだけのターメリックライス>
カレーに沿えるライスは、白いご飯でもよいですが、ターメリックライスだとより本格的ですね。辛みはないですが、ほのかに香る香りと甘みが、キーマカレーとなじみが良く、カレーがより引き立ちます。
炊飯器で米(2合)に、ターメリックパウダー(小さじ1)、オリーブオイル(大さじ1/2)を加えて普通に炊く、という方法が手軽です。
ですが、炊飯器で炊くとたくさんできてしまうし、時間もかかります。冷凍ストックしているご飯でサッと作りたい、というような時は、混ぜるだけでできる作り方で。
■ターメリックライス(2人分)
A・ターメリックパウダー 小さじ1
A・オリーブオイル 小さじ2
・ご飯 300g
●Aをよく混ぜたところに、ご飯を加えて、ムラがないように混ぜる。
先にオリーブオイルとターメリックパウダーを混ぜておくと、スパイスがだまにならず、ご飯に行きわたりやすくなります。
お皿にライスとキーマカレーを盛りつけたら、食べる時にちょこっとオリーブオイルをかけるのもおすすめです。オリーブオイルの香りと風味でカレーの印象が変わるので、食べ進んだところにかけると、味変になりますよ。
ライスや仕上げのオリーブオイルは、キーマカレーでなくても、他のカレーにも合います。
カレーとオリーブオイル、手軽にできる方法で、ぜひ組み合わせてみてください♪