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初がつおとオリーブオイル

鰹(かつお)は、初鰹、戻り鰹、と旬が分かれますが、初夏は初鰹のシーズンです。
九州地方からはじまり、時期とともに徐々に北上していきますね。
初鰹は、さっぱりとみずみずしい身質で、鰹らしい香りの特長を持ち合わせており、
それらを一緒に味わえるのは、期間限定の希少なタイミングだと思います。
しょうがやにんにく、薬味野菜とともにいただくのは一般的ですが、オリーブオイルとも相性が良いのはご存知ですか?
ぜひ組み合わせて味わってみてください♪

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<鰹のたたきをフライパンで>

先日、初鰹の良いところをさくで、お馴染みのお魚屋さんから勧められて購入しました。
お魚屋さんのおすすめは、「たたきにして、厚めに切って食べるのがいいよ。厚くないと鰹はおいしくないからね」とのことでした。
たたきにするといっても、家のキッチンでは、藁焼きなどはもちろん難しく、
その点についてはお魚屋さんいわく、「フライパンで作ったらいいんだよ」と。
薄く油をひいたフライパンで、皮のついた面から焼き色をつけて焼くので良いとのことで、
オリーブオイルで焼いてみました。
皮目から、焼き色がつくまで焼いて、転がしながら、違う面にもきつね色の焼き色をつけて取り出し、1cmくらいの厚みに切って盛り付け。

比べてみるのも良いかと、焼かずに生のままの鰹と一緒に盛り合わせにしていただきました。

そうしますと、焼いた鰹のほうが断然おいしい!

オリーブオイルで焼いた表面がカリッと香ばしく、初鰹のみずみずしさと香りがとてもバランス良く、素材のおいしさを存分に引き上げてくれていました。
生のままお刺身でいただくのもおいしいのですが、焼いた香ばしさや油のコクが加わっておいしいと感じるのは、初鰹のさっぱりした素材との対比、相乗効果だと思いました。

<オリーブオイルをヅケダレに>

鰹のさくは分量的に買いにくい、という方もいらっしゃると思います。
お刺身の状態になったものを買われたときにも、オリーブオイルとの組み合わせ方法はおすすめできます。

お刺身としていただくときに、カルパッチョなどにしてオリーブオイルを組み合わせていただいてももちろんおいしいですが、
「鰹のヅケ」にオリーブオイルを使っていただくのはいかがでしょうか?

お刺身をそのまま、もしくは角切りにしたら、しょうゆ、みりん、オリーブオイルを加えて混ぜ、しばらくおいて味をなじませ、すし飯に混ぜる、のせる、もしくは炊き立てご飯にのせていただくと、とてもおいしいです。
さっぱりとした鰹にオリーブオイルの香りとコクが、とても良い働きをしてくれます。

好みとしては、ヅケにするときに、練りからしを少し加えると、ぐっと味わいに深みが増すように思います。

ぜひ、旬の味わいをいろいろとお試しくださいね♪

 

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