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かねはち(静岡)のオイルサバディン

缶詰が大好きなので、ちょっとセンスの良さそうなものを見つけると原材料をチェック。オリーブオイル&無添加という条件をクリアした、その名も「オイルサバディン」は、今人気のおしゃれなサバ缶のひとつです。沼津港にあがる鯖は、国内の水揚げ量の8割を占めると知って驚きました。しかもこの缶詰、他とはちょっと製法が違うようなんです。

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オイルサバディンは4種。すべてオリーブオイルが使われていますが、私が特に好きであまり他にないものとしておすすめしたいのが、今回ご紹介する「ブラックペッパー」です。メーカーのかねはちさんは、地元沼津で揚がる鯖をメインに扱ううちに、以前から作っているさば節の製法をヒントにオリジナルの缶詰を生み出しました。濃い旨みを持つさば節は、新鮮な鯖を蒸して冷まし、燻したあと天日や機械で乾燥させて作られます。オイルサバディンはこの薫した鯖の風味を生かし、オリーブオイルに漬け込んだもので使いやすいフレーク状になっています。フレーク状にするのは人の手による仕事なのだそうです。

ちょっとユーモラスでオトナっぽいパッケージも素敵です。ここで、パッケージの鯖の姿をもう一度見てみると、そのフレークで作られた鯖の形なのだということがわかりますね。

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クリームチーズと共にサンドイッチやカナッペに

そのまま食べてもスパイシーで美味しいし、パスタなどに使うのも良いのですが、おもてなしなどには他のものと合わせるのが良いと思います。クラッカーやバゲットを薄く切ってカリッとトーストしたものなどにクリームチーズを塗り、ひとつはオイルサバディンを乗せて九条ねぎをトッピング。もうひとつには、ちょうど旅先で買ってきた柿のジャムと一緒に乗せてみました。柿は料理にも使うことが多い果物で、さまざまなものに合いますがなにぶん季節が限られています。通年手に入るリンゴやキウイ、グレープフルーツ、ジャムなら柚子なども合うのではないかと思います。

「オイルサバディン」とは、もちろんいわしで作るオイルサーディンをもじったもの。また「駿河燻鯖」と銘打つことにより、産地や特徴が一目瞭然なのも素晴らしい商品です。直販もされていますが、ネットで検索すると手軽に買えるはず。日持ちのする缶詰は、おしゃれなものであればセットにして手みやげにしても喜ばれます。ぜひ、一度味わってみてくださいね。

■かねはち
http://oilsabadines.com/

 

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