お餅とオリーブオイル
お正月といえばお餅。日本のお正月には欠かせないものですが、日本各地で形や食べ方もいろいろだと思います。
私が育った場所では、お餅を焼く、というのはもちろんですが、揚げて食べる、というのもかなり一般的でした。そんな味の記憶から、そこにオリーブオイルを使ってみるのはきっとおいしいだろうな、というイメージのもとに、試してみた情報をご紹介します。
<お餅と油の相性について>
記憶をたどってみても、お餅を焼いた時の焦げ目の香ばしさと同じくらい、お餅を揚げた時の食欲をそそる香りは、とても魅力的だったと思いだされます。
私の地元では、その昔は(雪が多く積る地域でしたので)雪かきをする合間のおやつに、揚げたお餅に砂糖醤油をからめて、のりを巻いて食べる、ということをよくしていたようです。
また、お餅を薄く、または細かく切って乾燥させたものは、油で揚げておかきにしていました。
このときに使っていたのは、サラダ油でしたが、それをオリーブオイルに変えてみたら、どうでしょうか。
オリーブオイルはお米と相性が良いというのは、これまでも話題にしてきました。
ですから、お餅とオリーブオイルの相性もきっと良いはず。。
ただ、オリーブオイルをたっぷり使って揚げるというのは、ちょっと贅沢な使い方になるので、残るオイルの量がなるべく少なく、フライパンで作れる、揚げ焼きの方法で、オリーブオイルとサラダ油で試してみました。
<オリーブオイルで揚げ焼き餅>
別々のフライパンに「エクストラバージンオリーブオイル」と「サラダ油」をそれぞれ大さじ2ずつ入れて熱し、切り餅(2~4個までOK)を並べ入れて、両面を2分半くらいずつ中火で焼きます。表面が香ばしく色づき、最後にはぷくっと膨らむのが、加熱の目安になると思います。
オリーブオイルで作ったほうが、油感がさっぱりとして、食べた時軽い感覚です。
加えて、香りがより香ばしくなり、お餅(お米)の甘みもより感じられました。
オリーブオイルの香りは、加熱によりほとんど感じられなくなるのですが、オイルの持つ風味が、味わいに影響しているようです。
オリーブオイルで揚げ焼き餅、とてもおすすめの食べ方です。
<揚げ焼き餅の食べ方>
オリーブオイルで揚げ焼きにしたお餅は、その香ばしさを感じていただくには、前述のように、砂糖醤油をまぶして焼きのりで巻く、というのはやはりまずはおすすめです。
大根おろしと醤油でおろし餅にしたり、きなことはちみつやメープルシロップで、甘くしていただくのも良いですね。
また、小さめに切って揚げ焼き餅にしたら、スープやお粥に入れても良いですし、クルトンのようにサラダのトッピングにするのも良いかもしれません。
お餅とオリーブオイルの相性、ぜひいろいろな食べ方でお試しください☆