お月見は旧暦の8月15日に月を鑑賞する行事。一年で最も美しいとされる月を眺めながら、収穫に感謝します。今年は9月17日がその日にあたります。今日は、芋類の収穫も祝ってさつま芋で作るかわいい「お月見うさぎ」を作ってみませんか。さつま芋を電子レンジ加熱して調味し、成形してオーブンで焼くスイートポテトのレシピです。簡単にでき、楽しめるのでお子様と一緒に作ってみませんか。

【オリーブオイル入りお月見うさぎ】

《材料　15個分　調理時間　30分》

• さつま芋300g
• 　　（a）　オリーブオイル大さじ1
• 　　（a）　バター10g
• 　　（a）　三温糖（または上白糖）30g
• 　　（a）　卵黄1個
• 黒いりごま適量
• 　　（b）　卵黄1個
• 　　（b）　オリーブオイル大さじ1

《作り方》

1. さつま芋は皮をむいてひと口大に切り、水にさらす。
2. 皮でうさぎの耳を作る。キッチンバサミで2～3cmサイズの楕円を作り、縦半分に切る。
3. 耐熱ボウルに①の水けをきって入れ、ぬらしたキッチンペーパーをのせ、ふんわりとラップをかけて電子レンジ（600W）で6分加熱する。
4. ③を熱いうちにマッシャーなどでつぶし、ゴムベラに持ち替え（a）を加えてなめらかになるまで混ぜる。15等分に丸めて成形する。
5. （b）を混ぜ合わせる。ハケでノリのように塗り、黒ごまで「目」、②の皮で「耳」をつける。全体に（b）を塗り、200℃に予熱したオーブンで5～6分焼く。

　

オリーブオイルを加えることで、しっとりなめらかになり、形もまとまりやすくなります。卵黄にオリーブオイルを加えて混ぜ、焼く前にハケで塗るとよりつややかな仕上がりに。「耳」と「目」を付け、愛らしく仕上げます。黒ごまの向きで表情が変わるので、オリジナリティあふれるお月見うさぎを作ってみませんか。ぜひお試しください。

　

牛原琴愛料理研究家、野菜ソムリエ、パンアドバイザー
多くの食材がいつでも手に入る昨今、「旬」の野菜・果物を知ってもらい、「旬」に食べることの大切さとその食べ方を提案する料理教室「Cooking & Coaching～ココロモカラダモ健康に」や、料理から旬を知る料理教室「HAPPY♪ベジクッキング」などを主催。この他、大手食品メーカーの広告、販促用のレシピ開発、撮影のフードコーディネートを手掛ける。また、農業の６次化を見据えたワークショップや各種イベントのコーディネート、食育講座やカルチャーセンターの講師など幅広く行う。
■Cooking fun！
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