lifestyle

オリーブ尽くしの道の駅!小豆島オリーブ公園

岡山にある「牛窓オリーブ園」を訪ねレポートしたのは一昨年のことでした。高台にあるオリーブ畑から瀬戸内海に浮かぶ小豆島を眺めながら、「次こそは日本オリーブの聖地へ!」との思いを強くしました。そしてこの冬、コロナ再拡大となる直前に小豆島へ。年間を通して最も観光客が少ないというオフシーズンに、むしろ安心と初上陸。目的はこの「小豆島オリーブ公園」と「オリーブ懐石」を味わえる宿「海音真理」です。まずはオリーブ公園の圧倒的スケールと、見どころからご紹介しましょう。

entry_photo

 

1907年(明治40年)、小豆島で日本初のオリーブ栽培が始まりました。その後全国でオリーブ栽培が広がっていきますが、小豆島では「オリーブの島」としてトップワンであるべく官民をあげて取り組みを進めてきたそうです。

その様子は訪れてみると一目瞭然! オリーブは庭先の柿の木のようにいたるところに植えられ土地の風景に溶け込んでいます。小豆島では出生や入学の記念などにオリーブの木が各家庭に贈られ、給食にもオリーブオイルが使われるそうです。島民の方々は子供の頃から、オリーブの木や実、オリーブオイルにごく自然に親しんで生活されているのですね。
香川県は讃岐うどんが名物で「うどん県」として知られていますが、香川の一島である小豆島は「しょうゆ」「そうめん」の名産地として歴史があります。加えてオリーブに瀬戸内の海の幸!なんと豊かな食文化なのでしょうか。

entry_photo

遊ぶ、食べる、泊まる!温泉まである町営ワンダーランド

小豆島オリーブ公園は瀬戸内海を望む斜面に広がる一大スポットで、路線バスも乗り入れておりクルマも無料で停めることができます。道の駅といえば、地場産の生鮮物やお土産を買えるのが普通ですがこちらには「オリーブを使った製品」しかありません。オイルを始め、お菓子からクラフト、コスメまであらゆるメーカーのものが揃い圧巻です。

イングリッシュガーデンの中の可愛い雑貨屋さん、温室を兼ねたガーデンショップ、テイクアウト専門のカフェ。少し奥のほうの建物内には温泉とレストランがあります。レストランは簡素な作りですが眺めがよく、ヘルシーなオリーブオイルを使った料理や地ビールが手頃な値段で楽しめます。

キャンプ場やロッジもあり、オリーブの実る頃には体験イベントも開催されるようです。どこからも海が見えて、オリーブ畑が散策路になっています。私が訪れた真冬にも完熟した黒いオリーブがたくさん落ちていました。
公園を下って行くと海! 海水浴場や対岸にある「二十四の瞳映画村」までの船着き場があります。コロナ禍ということもありオフシーズンの冬には、残念ながらクローズしているスポットが多くお天気もご覧の通り。のんびりと過ごすには良いけれど、夏や秋の小豆島はきっと格別だと思います。
オリーブラバーのみなさんならきっとワクワクするような旅が楽しめることうけあいです。

 

◆道の駅 小豆島オリーブ公園
https://www.olive-pk.jp/

 

関連記事

ランキング