ふたつのコツで最高の焼き上がり!
シンプルな定番料理ながら、じつは苦手意識のある人が少なくないポークソテー。「豚肉だから」とよく火を通そうとして、パサパサになるまで加熱し過ぎると失敗の原因になってしまいます。今回はオリーブオイルを使ってさっぱりとジューシーに仕上がる基本のポークソテーの焼き方を指南します。生焼けはNGですが、断面はほんのり薄桃色が美味しい焼き上がりのしるし。オリーブオイルを使って焼くことで、塩こしょうだけのシンプルな味付けでも豚肉のコクと旨みが引き立ちます。
【基本のポークソテー】
《材料 1人分》
- 豚肉ロース(ソテーまたはトンカツ用100〜120g)1枚
- オリーブオイル小さじ1
- 塩・こしょう各適量
《作り方》
- 豚肉は焼く30分程度前に冷蔵庫から出して常温に戻しておく。
- 豚肉の脂身と赤身の境目に包丁で2〜3ヶ所切れ込みを入れて、焼き始める直前に表面に塩、こしょうをふる。
- フライパンにオリーブオイルを入れて弱火にかけ、脂身の側面を下にして、菜箸かトングで豚肉を立てるようにしながら低温で5分焼く。
- 脂身がこんがりと色づいたら中火にして、豚肉を倒し溶け出してきた脂に絡め、そのまま豚肉の表面を2分ほど焼いていく。同様に裏面も2分ほど焼く。
- 両面が濃いきつね色に焼き上がったことを確認したらフライパンから取り出しアルミホイルに包む。7分間肉を休ませたらできあがり。
脂身からゆっくり焼き始めることで、肉の反り返りが少なくなります。
赤身と脂身の火の入り方は異なるので、先に脂に火を入れることで、脂身はこんがりと、赤身はパサつかず、しっとりとジューシーに焼き上がります♪