スペインといえば生ハム！日本でも生ハムはおなじみですね。
今日は、オリーブオイルで、手に入りやすい生ハムを美味しくいただく方法をお知らせします。

スペイン人の食生活には欠かせないハモン（生ハム）

スペインでは、街中の小さなスーパー（スーペルメルカード）にも生ハムの原木が吊るされて売られているのには驚かされます。長期熟成され、肉の滋味とラルド（脂）のうまみが口の中に溶けだす生ハムは最高の味わいです。日本でもハモンイベリコ・ベジョーダ（イベリコ種のどんぐりを餌とする豚）など知名度は高まり、おいしい生ハムを手軽に食べられるようになってきました。ですが、長期熟成された最高級の生ハムに出会うことはなかなか難しいもの、手に入りやすい安価な生ハムをおいしく食べるには？スペインではどうのように食しているのでしょうか。

上質な脂をオリーブオイルで代用

熟成が24ヶ月以上の最高級の生ハムは塩分も高く味も濃厚なので、そのまま手でつまみ、上質な脂を指の温度で溶かして味わうのが一番なのだそう♪
では、安価な生ハムの場合は？・・・そう！オリーブオイルの出番です！

安価なものや味が落ちるもの、熟成が浅く塩分の低い生ハムは、香りのよいエクストラバージンオリーブオイルをさっとかけ、好みで軽く塩や削ったチーズをかけていただきます。オリーブオイルをかけることで味がまろやかになり、豚のいやな香りもなくなりマイルドな味わいになるのだそうです。

オリーブオイルをさっとかけるだけの簡単な一手間で、手に入りやすい安価な生ハムもまろやかで上品な味わいになり、手間をかけずに喜ばれる一品になります。スペイン人の知恵、ぜひお試しくださいね。