オリーブオイルでご飯のおとも
新米がおいしい時期ですね。近年は、日本各地で新品種がぞくぞくと開発されているようで、これまで聞いたことのない品種もいろいろと見かけるようになりました。
お米の甘みや弾力、粒感、粘りなどの度合いは様々。さっぱりした味わいのお米にも、甘くて粘りのあるお米にも、魅力はそれぞれにありますね。
お米をよりおいしくいただくための、相性の良いおかずもまた大事。
オリーブオイルを合わせる、おすすめの「ご飯のおとも」についてご紹介したいと思います。
<じゃこや桜えびを香ばしく>
ちりめんじゃこや、乾物の桜えび。そのままでも食べられますが、オリーブオイルで炒めると、とても香ばしい香りになって、食感がカリッとします。そのまま食べるよりも、オイルのコクが加わって、うま味も増します。
オリーブオイルを使うと、素材の香りも活かしながら、しつこくならない、というところもおすすめのポイントです。
炒めるときに野菜をプラスすると、ヘルシーでボリュームアップにもなります。
カリッとさせてから、刻んだ野菜を炒め合わせて、塩やしょうゆ少々で味つけを。
野菜が半端に残ったときなどにいかがでしょうか?
作り置きの常備菜として作っておくと、朝食やお弁当にもとても便利です。
ちりめんじゃこに合わせる野菜のおすすめは、
・小松菜(1cmくらいに切る):定番です。シャキシャキした青菜の食感もいいですね。しょうゆを少し仕上げに加えると風味がアップします。
・にんじん(5mm角に切る):オリーブオイルで炒めると、ぐっと甘みが増すので、ちりめんじゃこの塩気と相性が良いです。塩少々で味つけを。
・大根(5mm角に切る):さっぱりとした味わいが、ちりめんじゃこの塩気をやわらげて くれます。塩とこしょうで、または、しょうゆと七味とうがらしで、と、少し辛みをアクセントに加えるのがおすすめです。
桜えびに合わせる野菜のおすすめは、
・スイートコーン:桜えびの香ばしさとコーンの甘み、色合いがとても相性が良いです。
・しょうが(粗みじん切り):桜えびとしょうがの香りが相性よく、ちょっと大人の味わいです。
野菜以外に、ごまや、ナッツ類をさらにプラスしてもおいしいです。
<定番素材にちょっとした使い方>
ご飯といえば、鮭、梅干し、は定番から外せないアイテム。
そこに、オリーブオイルを合わせるちょっとした、とてもシンプルな使い方です。
塩鮭とオリーブオイルで、鮭フレークを手作りできます。
塩鮭を焼いてほぐせば、鮭フレークになるのですが、そこにオリーブオイル少々を加えて混ぜると、時間がたってもパサつかず、保存性が高まります。オリーブオイルの香りで風味が良くなり、魚特有の臭みも抑えられます。
ご飯だけでなく、卵焼きやパスタに加えても良いですし、パンとの相性も良くなりますよ。
梅干しにオリーブオイル、も面白い組み合わせです。
酸っぱい梅干しが好きな私も、体調によってはちょっと食べにくく感じる時もあります。
そういう時に、風味のよいオリーブオイルをかけてほぐし、ご飯にのせると、まろやかになってとても食べやすくなります。
梅干しをドレッシングやパスタに加えてもおいしい、というのとつながると思います。
ご飯がすすむ「ご飯のおとも」のバリエーションとして、ぜひいろいろとお試しください。