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パセリとオリーブオイル

パセリというと、お皿の隅にそっと添えられているつけ合わせ、というイメージがありますか? いえいえ、パセリは立派な緑黄色野菜で、他の野菜のようにいろいろな栄養素が含まれています。例えば、美白に良いとされるビタミンCの含有量は、100gあたりで比べると、レモンよりも上回っています。これから迎える夏には、ぜひ食べたい食材ですね。つけ合わせに添えているだけではもったいないですよ!
1束は使い切れないから買うのはちょっと、、、というご心配はなくなるほど、
オリーブオイルと組み合わせてたっぷりおいしくいただける方法をご紹介したいと思います。

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<パセリ主役のサラダ>

暑さが増してくると、食べたくなるパセリ料理があります。

パセリ1束を使って作る、「タブーレ」というお料理。オリーブオイルの代表的産地のひとつである地中海沿岸の国、シリアのお料理です。
以前、下記のレシピをご紹介したことがあります。

http://www.j-oil.com/sp/olive_world/msea_syria.html

トマトと玉ねぎを合わせて、オリーブオイルとレモン汁、塩で味をまとめます。
そこに、クスクスという粒状のパスタを使うのが特長ですが、麦やキヌアなどに変えていただいてもいいですし、ショートパスタを使っていただいても良いと思います。
レシピにあるドライミントは、手に入らなければなくてもOKです。

パセリを1束、というと、どんなにクセが強いのか、とイメージされるでしょうか?
このお料理では、そのイメージが一変すると思います。
たっぷりめに合わせるオリーブオイルによって、パセリの香りや苦味といったクセをやわらげながら、軽やかなコクを出し、お互いの良さを引き立て合うので、決してほかの油ではできない味わいが生まれます。

レタスにのせて巻いていただくのがまたおいしい。

パセリの実力を見直すメニューになること間違いなし!です。


<ハーブとしてのパセリ>

パセリはハーブのひとつです。

バジルやイタリアンパセリはおしゃれだけど、パセリはちょっと、、なんて思わないでくださいね!エスニック料理によく登場するパクチー(香菜)だって、お仲間です。
ただ、パセリは、大きくちぎっただけではハーブとしての香りの特長が出にくいですね。

こまかく刻むと、とたんにさわやかな香りがふんだんにあふれます。
まとめて一度に刻んだら、水けをよくとって冷凍しておけば、いつでも使いやすくていいですよ。

魚介を使ったお料理には、たっぷり加えると贅沢な味わいになります。

特に好きなのは、貝類を使ったお料理。
あさりで作るボンゴレや、酒蒸しにも、どっさり加えるのが好きです。パセリのグリーンの色合いがからんでいる見た目もまた、食欲をそそるのです。

えびやたこをにんにくとオリーブオイルでサッと炒めたところにたっぷり加えて、風味づけに使うのもおすすめです。仕上げにバターを少々、というのもいいですよ。

みじん切りのパセリとオリーブオイル、塩を混ぜればさわやかなグリーンソースになります。お魚の切身のソテーにかけて、レモンをしぼっていただくと、暑い季節にぴったりなさわやかな味わいになります。豚肉のしゃぶしゃぶやゆで鶏にもいいですね。

いろどりとして仕上げにちょっと散らす、というだけではもったいないので、ぜひいろいろと使い方をおためしください♪

 

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