今日は我が家の正月料理に欠かせない「かきのオイル漬けオイスター味」のレシピを紹介します。冷蔵庫で1週間ほど日持ちするので、年末のうちに作っておくと重宝します。　
保存の際は、オリーブオイルの上にラップをピッタリ貼るのがポイント。にんにくと赤とうがらしを加えることで、豊かな風味が長持ちします。日本酒やシャンパン、白ワインにもよく合うので、お正月の食卓を彩るおつまみとしてもおすすめです。
漬け込んだかきの風味がしみ出たエクストラバージンオリーブオイルは、シーフードパスタに使うと格別です。さあ、レシピを紹介します。どうぞお楽しみください。

【かきのオイル漬けオイスター味】

《材料　4〜6人分　調理時間　15分》

• かきむき身（加熱用）180g
• オイスターソース小さじ2
• 　　（a）　にんにく（薄切り）1かけ分
• 　　（a）　赤とうがらし（種を除く）1本
• 　　（a）　エクストラバージンオリーブオイル適宜

《作り方》

1. かきに塩大さじ1（分量外）をふりかけ、やさしくふり洗いしてひだのゴミなどを除く。さらに2回やさしく水で洗う。水けをきり、キッチンペーパーの上にのせて水分をしっかりとる。
2. フッ素樹脂加工のフライパンにかきを並べ中火にかける。水分が出てかきがプリッとしてきたら転がしながら乾煎りして水分を飛ばす。
3. オイスターソースを回しかけ、全体に味をつける。
4. 保存容器に③と（a）を入れる。かきがしっかり浸るまでオリーブオイルを注ぎ入れ、オイルの上にラップをぴったりと貼り、フタを閉めて冷蔵庫で保存する。

　

塩でかきを洗った後、乾煎りするだけなので、とても簡単です。オイスターソースの代わりにしょうゆを使うと、また違った味わいを楽しめますよ。
乾煎りする際に、かきがフライパンにくっついてしまうことがあるかもしれません。それは、フッ素樹脂加工が摩耗しているサインかも。そんなときは、新しいフライパンへの買い替えを検討してみるのもおすすめです。ちょっとした豆知識が、調理をよりスムーズにしてくれるはずです。とても手軽に作れるごちそうを、ぜひ試してみてくださいね！


　

Tomiko栄養士・料理研究家・フードコーディネーター
薦田富美子（こもだとみこ）。
食品メーカーで商品開発に携わり、料理学園講師、キッチンスタジオのスタッフ経験後フリーに。薬膳アドバイザー、「味覚の授業」指導者、フードアナリスト、チョコレートエキスパート等、様々な資格取得。多岐にわたる食の仕事を経験。記憶に残る料理を感動する盛り付けで作り続けたい。「食材を無駄にせず、健康的な野菜たっぷりの食事を！」をモットーに、現在地元のカフェで日替わりランチを提供。新聞のコラム「食卓の一品」を毎日担当中。著書「これからのシニアごはん　日々の、ひとり分」自由国民社。横浜在住。