いちじくは歴史の古い果実で、アダムとイブが身にまとっていたのがいちじくの葉といわれています。漢字では「無花果」と書きますが、花が咲かないわけではなく、果実の中に小さな花がひっそりと並んでいます。また、「フィシン」というタンパク質分解酵素を持っています。もともとはいちじく内に細菌が入った時にいちじくを守るためのものですが、食後や一緒に食べることで私たちの消化を助けてくれる働きがあります。ただ、この成分は熱に弱いので、生がおススメです。

さて、いちじくと生ハムはテッパンの組み合わせ。それに、ちょっと辛みがあって、ごまのような風味を持つルッコラとも相性が良いんですよ。その3つをつないでくれるのがオリーブオイル。レモン汁と一緒にかけることで味の一体感が生まれ、ワンランクアップのサラダに仕上がります。私はワインと合わせていただきます♪いちじくが美味しい時期にぜひ、お試しください。

【いちじくと生ハムのオリーブオイルサラダ】

《材料　2人分》

• いちじく2個
• ルッコラ100g
• 生ハム8枚
• 　　（a）　「AJINOMOTO オリーブオイル」大さじ2
• 　　（a）　レモン汁小さじ1
• 　　（a）　粗びき黒こしょう少々
• 　　（a）　塩ひとつまみ

《作り方》

1. いちじくは皮をむいて4等分のくし切りにする。ルッコラは食べやすい大きさに手でちぎる。
2. 皿にルッコラを盛り、その上にいちじくを並べ、いちじくに生ハムを1枚ずつかぶせて、（a）をかける。

※1人分のエネルギー：214kcal／塩分：1.1g／調理時間：約5分

　

オリーブオイルを使ったレシピは　こちら　でもご紹介しています。

　

牛原琴愛料理研究家、野菜ソムリエ、パンアドバイザー
多くの食材がいつでも手に入る昨今、「旬」の野菜・果物を知ってもらい、「旬」に食べることの大切さとその食べ方を提案する料理教室「Cooking & Coaching～ココロモカラダモ健康に」や、料理から旬を知る料理教室「HAPPY♪ベジクッキング」などを主催。この他、大手食品メーカーの広告、販促用のレシピ開発、撮影のフードコーディネートを手掛ける。また、農業の６次化を見据えたワークショップや各種イベントのコーディネート、食育講座やカルチャーセンターの講師など幅広く行う。
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